2015年3月5日木曜日

大気汚染汚染改善と共に、小児肺発達の関連 ・・・


カリフォルニア州の数十年の大気汚染対策の大気環境コントロール政策

1994-1998年、1997-2001年、2007-2011年のカレンダーポイント、2120名の肺機能測定データ

Association of Improved Air Quality with Lung Development in Children
W. James Gauderman, et. al.

13年間3コホートスパンにおいて、FEV1、FVCの4年間成長は、NO2濃度減少と相関  (P < 0.001 for FEV1 and FVC)、PM2.5減少とも相関  (P= 0.008 for FEV1 and P < 0.001 for FVC) 、PM10減少とも相関(P < 0.001 for FEV1 and FVC)
この相関はいくつかの寄与要素補正後も持続


肺機能改善は、男女とも、喘息有無にかかわらず観察


低FEV1(15歳 予測比80%未満)比率は、7.9%から6.3%、3.6%と3期間を通じて、大気環境改善と共に改善 P=0.001)






上記コホートに於ける1994年から2011年までの大気汚染状況






 日本のNO2濃度




http://www.erca.go.jp/yobou/taiki/taisaku/02_02_01.html




喘息死亡数減少を吸入ステロイドのおかげと言っているが・・・
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000043713.pdf




これを上下に連結してみると





喘息死減少は、大気中NO2濃度減少によるものと無理矢理主張もできる・・・

喘息の講演会に行くと、喘息死昨今の減少=ガイドライン普及=吸入ステロイド普及・・・などと、演者が講演するが・・・その根拠はあるのだろうか?


NEJMの論文だって、大気汚染の時代的変遷と小児肺発達改善の関連無理矢理のような・・・


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