2015年3月5日木曜日

COPDリハビリテーションは家族を巻き込むこと、急性増悪直後自己管理指導は今後工夫必要だが一定の効果はありそう

COPDにおけるリハビリテーションにおいて家族を巻き込む介入は一定の効果をもたらす。
急性増悪期に自己管理介入に関しては、仕組み確立していない。一部効果あるようで、今後の改良が必要。


Family-Based Psychosocial Support and Education as Part of Pulmonary Rehabilitation in COPD:
A Randomized Controlled Trial
Alda Marques, et. al.


42 対  ( FEV1, 70.4% ± 22.1% predicted)

family-based PR の患者 (P = .048) と 患者家族  (P = .004)では、対照群と比べ有意に家族協力あり

family-based PRの家族メンバーは、性的関係改善 (P = .026) 、心理的distress改善s (P = .033)

両群の患者は運動耐容能、昨日バランス、膝進展力、HRQOL改善を示した (P < .001)

結論は、familyベースのPRプログラムは、家族システムからの疾患への補正を協調・心理的補正面から促進させることとなるようだ。



Self-Management Following an Acute Exacerbation of COPD:
A Systematic Review
Samantha L. Harrison, et. al.

12ヶ月後、SM(セルフマネージメント)群と対照群で、再入院率、HRQOL有意差無し
死亡率、うつ症状、プライマリケア使用、運動能力に差を認めず

差があったのは、自己評価、不安症上、健康促進行動で少し

COPD急性増悪対応への知識向上、管理向上にはポジティブな作用あり

急性増悪直後自己管理(SM)介入にはばらつきがあり、そのアウトカムもばらつきが大きい。故に、科学的推奨として強く行うことは困難な現状。
訓練された医療専門家によるSM介入評価は選別された患者に対していかに効果があるか、今後の課題だし、その仕組み形成が重要だろう。


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