2015年3月25日水曜日

LEGACY 研究:心房細動患者はまず減量すべきだが、失敗し体重変動すると再発しやすい

肥満・過体重者では、減量により、心房細動を排除できるかもしれない・・・ ACCでの報告。10%を超えて減量した場合、3%未満の場合に比べ、 46% vs 13%という結果。半数近くで心房細動消失。・・・心拍コントロール主体の現行治療においてかなり画期的効果と思う。



Long-Term Effect of Goal Directed Weight Management in an Atrial Fibrillation Cohort: A Long-term Follow-Up StudY (LEGACY Study)
Rajeev K. Pathak,  et. al.
J Am Coll Cardiol. 2015;():. doi:10.1016/j.jacc.2015.03.002



BMI 27以上の心房細動症例1415名で、減量カテゴリーを10%超の第1群、 3−9%の第2群、 3%未満の第3群に分けて、年毎フォローアップ


群間差ベースライン特性・フォローアップ期間の差認めず(有意差無し)


フォローアップにて、第1群は第2群・3群に比べ、AF burden 及び 症状重症度 減少(p < 0.001)。


無不整脈生存期間は、リズムコントロール戦略有無問わず、第1群でもっとも長い (p<0.001)


多変量解析にて、減量群(p<0.001)と体重変動群(p<0.001)はアウトカム予測因子。


10%を超える減量は、無不整脈期間の6倍の蓋然性   (95% CI: 3.4-10.3, p<0 .001="" nbsp="" p="">

5%を超える体重変動した場合、2倍(95% CI 1.0-4.3; p =0.02) の不整脈再発リスク


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