2015年5月19日火曜日

ITI-007:統合失調症急性症状・陽性症状への効果

ITI-007は、セロトニン5−HT2Aアンタゴニストで、pIIではプラシーボ比較で有意改善なしだった薬剤。だが、同時、28日間の検討ではリスペリドンに相当≧で、急性薬剤としての使用可能では・・・という話か?

統合失調症急性エピソード症例へのランダム割り付け
・プラシーボ
・リスペリドン 4mg
・ITI-007 60mg、120mg


不思議なのは投与量多い方が、プラシーボとの効果差みとめないということ
だが、PANSSスコア改善


"ITI-007 for the treatment of schizophrenia: safety and tolerability analyses from the randomized ITI-007-005 trial"
Vanover K, et al APA 2015.
解説:http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/APA/51598


  • 28日治療後、ITI-007 60mg投与量で、プラシーボ、リスペリドン比較PANSS有意改善
  • ITI-007 120mg量では有効性プラシーボ比較で有意差無し
  • 陽性症状サブスケールにおいて、 ITI-007 60mgとリスペリドンは同等だが、プラシーボ比較で有意改善、120mg投与量では有意差なし
  • 完遂例 81%
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