2015年6月3日水曜日

ボトックスによる皮膚進展性・柔軟性は炎症・腫脹ではなく、皮膚構造への直接変化反映

ボトックス注は、皮膚構造に影響を与え、skin pliability(柔軟性)、弾性収縮力を高める。この構造変化は炎症・腫脹によるものではなく、筋肉の弛緩ではなく、線維芽細胞への変化をもたらしていると考えるとの主張

2014年もDr. Bonaparteらは、2ヶ月フォローアップ研究、炎症性所見であるという皮表を受け、今回4ヶ月フォローアップ研究。 Cutometer MPA 580 skin elasticity meter (Courage & Khazaka Electronic, Cologne, German)を用い、皮膚の構造変化・弛緩性を評価。

pliability : 柔軟性
elastic recoil:弾性収縮力
粘弾性抵抗(Uv)/弾性抵抗比(Ue)

Uv/Ue比率減少を見いだし、腫脹・炎症による形態機能変化ではないと証明したとの主張

仮説が正しければ皮膚瘢痕へ有効かもしれないと・・・機序は不明だが・・・

眉間では4ヶ月、その他では3ヶ月効果が続く。


AAFPRS RESEARCH AWARD WINNER
Alterations in the Elasticity, Pliability, and Viscoelastic Properties of Facial Skin After Injection of Onabotulinum Toxin A
 James P. Bonaparte, et. al.
JAMA Facial Plast Surg. Published online May 21, 2015. doi:10.1001/jamafacial.2015.0376




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