重症喘息と軽症喘息は別物・・・という話は以前からある。 University of Pittsburgh School of Medicineの研究者等は、具体的な免疫応答を示した。これが重症喘息への有効なアプローチとなるかどうかは知らないが・・・。2型ヘルパーT(Th2)細胞のマスター転写因子であるGATA3を標的とした“DNAザイム”であるSB010の第Ⅱa相試験などもあり、意外と創薬は早いのかもしれない。
重症喘息では、軽症の場合と異なる炎症性蛋白、インターフェロンγなどCD4 T細胞の気道分泌している、マウスモデルを用い、アレルゲンや感染時産生物質などでの炎症性特性の変化が生じ、ステロイド不応性の気道反応性増大を解析。
インターフェロンγ欠損重症喘息マウスモデルでは重症喘息発症できず、コンピュータモデリングで、インターフェロンγと喘息悪化関連遺伝子を検討。
インターフェロンγ産生増加すると、SLPI(Secretory leukocyte protease inhibitor)と呼ばれる蛋白減少することが示された。SLPI濃度ブースティングすると、気道反応性減少するという動物モデル実験。
High IFN-γ and low SLPI mark severe asthma in mice and humans
Mahesh Raundhal et. al.
J Clin Invest. doi:10.1172/JCI80911.
The American Society for Clinical Investigation.Published June 29, 2015
ヒト/重症喘息患者のIFNーγとSLPI発現
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