2015年7月29日水曜日

ALLHAT Post Hoc:血圧visit-to-visit 変動性:心発作・致死性心疾患 30%増加、卒中 46%増加、全原因死亡 68%増加

診察時毎の血圧変動:visit-to-visit 変動性、VVVと略している


ALLHATのPost Hocでの解析

安定した血圧管理状態に比べ、約15mm水銀柱の変動は心発作・致死性心疾患を30%も増加させる。さらに卒中は46%増加させ、全原因死亡に関しては58%も増加。



Visit-to-Visit Variability of Blood Pressure and Coronary Heart Disease, Stroke, Heart Failure, and Mortality: A Cohort Study
Paul Muntner, et. al.
Ann Intern Med. Published online 28 July 2015

フォローアップ中、致死性冠動脈性心疾患・非致死性MIイベント 1194、 死亡 1948、 卒中 606、 心不全イベント 921

平均SBPを含めた多変量補正後、SBPのSD 最大5分位vs最小5分位比較 (≥14.4 mm Hg vs. <6 .5="" hg="" mm="" nbsp="" ul="">
  • 1.30 (95% CI, 1.06 to 1.59) for fatal CHD or nonfatal MI
    • 1.58 (CI, 1.32 to 1.90) for all-cause mortality,
    • 1.46 (CI, 1.06 to 2.01) for stroke
    • 1.25 (CI, 0.97 to 1.61) for heart failure


    拡張期BPのVVVも同様にCVDイベント死亡率と相関

    VVVの本質、その機序や有害性メカニズムは?

    大規模とはいえ、Post-Hocで、Causal effectを導くことのできる研究ではない。
    ただ、カルシウム拮抗剤や利尿剤は、他クラスの薬剤と比べ変動性少ないと言えるが、クラスチェンジするにはエビデンス不十分。
    服薬維持性とともに、健康食・運動との関連性も斟酌されるべき・・・ いずれにせよ研究途上



    0 件のコメント:

    コメントを投稿

    noteへ実験的移行

    禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note