2015年7月10日金曜日

精神疾患:連日喫煙がリスク要素、若年発症の要素

精神疾患と喫煙との関連はよく知られているが、なぜ精神疾患を有する場合喫煙率が高いのかは不明

精神疾患患者での喫煙率調査報告のシステマティックレビュー

連日喫煙が精神疾患リスク増加させ、より若年発症の要素となる

Does tobacco use cause psychosis? Systematic review and meta-analysis
Pedro Gurillo, et. al.
The Lancet Pscyhiatry Published Online: 09 July 2015
http://www.thelancet.com/pdfs/journals/lanpsy/PIIS2215-0366(15)00152-2.pdf
3717引用参照中、61研究72サンプル構成を検討対象とした

全体のサンプルは、喫煙 14,555、非喫煙 273,162
精神疾患初回エピソードを有する喫煙頻度は 0.57 (95% CI 0.52–0.62; p<0 .0001="" blockquote="">

症例対照研究では、精神疾患初回エピソード包括オッズ比(喫煙 vs 非喫煙)は、 3.22 (95% CI 1.63–6.33)、 出版バイアスの存在有り  (Egger's test p=0.018, Begg's test p=0.007)


前向き研究にて、新規精神疾患包括的相対リスク(連日喫煙 vs 非喫煙) 2.18 (95% CI 1.23–3.85)

連日喫煙の場合、非喫煙と比べ、精神疾患若年発症 (比重差平均 −1.04 years, 95% CI −1.82 to −0.26)

精神疾患発症後喫煙が健康対照と比べ若年発症というわけではない (−0.44 歳 , 95% CI −1.21 to 0.34)

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note