2015年7月10日金曜日

REGARDS研究: 卒中後認知機能低下

認知機能低下は卒中後遺障害の主要原因であるが、卒中後認知機能低下の時間推移は判明してなかった。卒中後6年間で、その機能は加速し、持続することがわかった。


Trajectory of Cognitive Decline After Incident Stroke
Deborah A. Levine,  et. al.
JAMA. 2015;314(1):41-51. doi:10.1001/jama.2015.6968


卒中は全般認知機能、新規学習、言語記憶急激悪化と関連 (0.10 ポイント[95% CI, 0.04 to 0.17]、1.80 ポイント [95% CI, 0.73 to 2.86]、0.60 ポイント [95% CI, 0.13 to 1.07]).

卒中患者は、卒中無しのヒトと比べ、全般認知機能急激低下 (0.06 ポイント /年 より急激 [95% CI, 0.03 to 0.08]) 、遂行機能の急激低下と関連(0.63 ポイント /年より急激 [95% CI, 0.12 to 1.15]),
しかし、新規学習、言語記憶は関連せず

卒中生存者において、卒中後の認知機能障害リスクの差は、直後に比べ統計学的差認めず (odds ratio, 1.32 [95% CI, 0.95 to 1.83]; P = .10);

しかし、卒中前に比べ、認知機能障害発生は卒中後急激悪化する (odds ratio, 1.23 per year [95% CI, 1.10 to 1.38]; P < .001).


ベースラインでの全共役指標に対する平均値である70歳黒人女性では、卒中3年後、認知機能低下頻度は絶対的差は、4.0% (95% CI, −1.2% to 9.2%) 、 12年次 12.4% (95% CI, 7.7% to 17.1%) 

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