2015年8月13日木曜日

糖尿病・安定虚血性心疾患患者:心筋トロポニン高感度分析は予後と関連するも血管再建ベネフィットと関連せず

心トロポニン濃度は心筋壊死のマーカーとして利用され、ACS予後と逆相関。高濃度測定が利用され安定心疾患患者で比較的低レベル濃度検知できるようになった。



high-sensitivity electrochemiluminescence assayを用いたトロポニンT濃度
14 ng/Lを正常として、検証




Troponin and Cardiac Events in Stable Ischemic Heart Disease and Diabetes
Brendan M. Everett, et. al. for the BARI 2D Study Group
N Engl J Med 2015; 373:610-620August 13, 2015


2型糖尿病・安定虚血性心疾患を有する、2285名。2277名で3 ng/L以上、ベースライントロポニンT濃度増加は 897 (39.3%)

複合エンドポイントは、正常範囲トロポニンT濃度 12.9%、高濃度では27.1%

心血管リスク要素、糖尿病重症度、ECG異常、冠動脈解剖補正後、複合エンドポイントは正常濃度に比べ異常濃度では ハザード比 1.85 (95% 信頼区間 [CI], 1.48 to 2.32; P<0 .001="" br="">
異常トロポニンT濃度では、薬物治療に比べ、血管再建ランダム割り付けでは複合エンドポイント発生率有意減少の結果とはならなかった (ハザード比, 0.96; 95% CI, 0.74 to 1.25)





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