2015年8月27日木曜日

周術期心房細動抗凝固療法ブリッジング:重大出血リスク増加

周術期心房細動抗凝固療法ブリッジング非劣性トライアル

だが、ブリッジング療法回避の方が、重大出血リスク減少を示し、動脈血栓塞栓予防非劣性。

・・・すくなくともブリッジング療法を一般化すべきではないというご託宣?


Perioperative Bridging Anticoagulation in Patients with Atrial Fibrillation
James D. Douketis, et. al. for the BRIDGE Investigators
N Engl J Med 2015; 373:823-833August 27, 2015DOI: 10.1056/NEJMoa1501035

ワルファリン周術中断後
・ ブリッジング抗凝固療法:低分子量ヘパリン(Dalteparin 100 IU/kg体重)
・ マッチングプラシーボ:1日2回皮下(術前3日前〜24時間前、術後5−10日間)
ワルファリンは、術前5日前に中止し、術後24時間内に再開。
フォローアップを術後30日間施行

プライマリアウトカムは、動脈性血栓塞栓(卒中、虚血性塞栓、TIA)、重大出血

トータルで、1884名登録、950名 ブリッジング治療なし、934名 ブリッジング治療割り付け


動脈性血栓塞栓は、非ブリッジング治療 0.4%、 ブリッジング治療 0.3%(リスク差 0.1%ポイント、95%信頼区間[CI], -0.6 to 0.8 ; 非劣性 p = 0.01)


重大出血 非ブリッジング 1.3%、 ブリッジング群 3.2% (相対リスク 0.41; 95% CI, 0.20 to 0.78 ; 優越性 p = 0.005)


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