2015年9月16日水曜日

前立腺癌リスク減少に関して、αカロチン摂取量・リコピン摂取量とは量的に関連性有り

【サプリメント】は、個人的に直感的にきらいだから、先に、ネガティブなことを書いておく・・・



随分昔から、ベータカロチンと肺癌リスク増加は、喫煙要素関与と共に取りざたされている(N Engl J Med 1994; 330:1029-1035










カロテン類摂食量/血中濃度と 前立腺癌リスクのメタアナリシス


前立腺癌リスクに関して、ベータカロチン摂食・血中濃度に関連性無し
前立腺癌リスク減少に関して、αカロチン摂取量・リコピン摂取量とは量的に関連性有り




Effect of Carotene and Lycopene on the Risk of Prostate Cancer: A Systematic Review and Dose-Response Meta-Analysis of Observational Studies
Yulan Wang , et. al.
PLOS Published: September 15, 2015 DOI: 10.1371/journal.pone.0137427




 ベータカロチン食事摂取量も血中濃度も前立腺がんリスクと相関せず

αカロチン摂取とリコピン摂取は前立腺癌リスク減少と相関(RR for dietary α-carotene intake: 0.87, 95%CI: 0.76–0.99; RR for dietary lycopene intake: 0.86, 95%CI: 0.75–0.98; RR for blood lycopene levels: 0.81, 95%CI: 0.69–0.96)

しかし、αカロチン血中濃度も、リコピン血中濃度も進行前立腺癌リスク減少と関連せず。
量依存解析にて、前立腺癌リスクは、食事性αカロチン摂取増加、0.2mg/日 毎 2%減少 、同様、食事性リコピン摂取1mg/日摂取後と3%減少

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