2015年10月6日火曜日

2歳未満での吸入ステロイド投与は身長の伸びを遅らせる

乳児での吸入ステロイド投与は慎重に


Stunted Growth after Inhaled Corticosteroid Use during the First 24 Months of Life
Antti Saaria,d, et. al.
ESPE Abstracts (2015) 84 FC4.5 


目的と仮説:ICSの乳児線形成長速度へのインパクト

方法:住民ベースコホート 6391名男児、6091名女児、身長と体重測定プライマリケア・データ
両親の身長、誕生から24ヶ月までの薬物追跡集積


目標身長(TH)からの年齢に対する身長の偏位と身長の伸び速度(HV)を計算し、年齢中央値24ヶ月齢時点(IQR 24-26ヶ月)でのz-スコア(zTH、zHV)で表現
乳児のICS(フルチカゾンとブデソニド)暴露、非暴露で、母親、周産期、身体計測、医薬品要素を共役要素として比較。


ICS暴露乳児は、非暴露乳児より慎重短い (補正zTH 、 zHV 差 、それぞれ −0.16 (95% CI −0.22 to −0.11,  P<0.001)、 −0.28 (−0.37 to −0.19, P < 0.001))



この影響は、12ヶ月齢までのブデソニド暴露後特に深刻 (zTH −0.31 (−0.46 to −0.16) 、 zHV −0.34 (−0.58 to −0.09))
6ヶ月超継続する (zTH −0.63 (−0.89 to −0.37) 、 zHV −0.70 (−1.13 to −0.27))

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