Carbapenem-resistant Enterobacteriaceae (CRE) は、臨床的・公衆衛生上の問題で世界レベルのお話。死亡率高く、治療オプションが限定されている。
故に、疫学的情報が重要
尿路が主感染源
介護施設や長期入院施設が供給源となっている可能性が高い
heterogeneityの存在、サーベイランスエリアによりCREの種類も発生頻度も多様ということは、コントロール上ローカルな疫学が重要であることを示唆
Epidemiology of Carbapenem-Resistant Enterobacteriaceae in 7 US Communities, 2012-2013
Alice Y. Guh, et. al.
JAMA. Published online October 05, 2015.
481名、599のCRE症例のうち、尿中分離 520 (86.8%; 95% CI, 84.1%-89.5%) 、血液中分離68 (11.4%; 95% CI, 8.8%-13.9%)
年齢中央値は、66歳(95%CI, 62.1〜65.4歳)、 女性 284 (59.0%; 95% CI, 54.6%-63.5%)
年次総CRE頻度は、人口10万人対 2.93 (95% CI, 2.65-3.23)
CRE標準化頻度は、ジョージア(1.65 [95% CI, 1.20-2.25]; P<0.001)、メリーランド(1.44 [95% CI, 1.06-1.96]; P = .001)、ニューヨーク(1.42 [95% CI, 1.05-1.92]; P = .048)で有意に多い
コロラド (0.53 [95% CI, 0.39-0.71]; P < .001)、ニューメキシコ (0.41 [95% CI, 0.30-0.55]; P = .01)、オレゴン(0.28 [95% CI, 0.21-0.38]; P<0.001)ですくない
多くは、入院前 (399/531 [75.1%; 95% CI, 71.4%-78.8%]) 、留置デバイス (382/525 [72.8%; 95% CI, 68.9%-76.6%])
退院から長期ケア施設への他院後例 180 / 322 (55.9%; 95% CI, 50.0%-60.8%)
死亡症例 51 (9.0%; 95% CI, 6.6%-11.4%) 、
正常滅菌部位からCRE分離は 25 / 91 (27.5%; 95% CI, 18.1%-36.8%)
188分離検査中、carbapenemase産生 90 (47.9%; 95% CI, 40.6%-55.1%)
CDC:
http://www.cdc.gov/HAI/organisms/cre/
2015年10月6日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
noteへ実験的移行
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
米国では、Potiga (ezogabine):ポティガ(エゾガビン)、国際的には、レチガビン [RTG ]で、従来の抗てんかん薬剤と異なるメカニズムで、KCNQ2-5 (K(v) 7.2-7.5) ion channelのpositive allosteric modulato...
-
Association Between MRI Exposure During Pregnancy and Fetal and Childhood Outcomes Joel G. Ray, et. al. JAMA. 2016;316(9):952-961. doi:...
0 件のコメント:
コメントを投稿