2015年10月22日木曜日

妊娠中抗生剤投与はそのこどもの肥満、過体重に発生に寄与

いずれにせよ、妊娠中抗生剤投与はそのこどもの肥満、過体重に発生を増加させる。

そして、肥満に関しては生下時体重重い方が、過体重に関しては生下時体重が軽い方が影響大きいという影響のばらつきがある



Prenatal exposure to systemic antibacterials and overweight and obesity in Danish schoolchildren: a prevalence study
A Mor, et. al.
International Journal of Obesity (16 July 2015) | doi:10.1038/ijo.2015.129


9886名の学童
うち、抗細菌剤の出生前暴露 3280(33%)

暴露関連標準化発症率比(性別特異的補正頻度比)は 過体重 1.26 (95% 信頼区間 (CI): 1.10–1.45)  、肥満 1.29 (95% CI: 1.03–1.62)

女児では、標準化発症率比は 過体重 1.16 (95% CI: 0.95–1.42) 、 肥満 1.27 (95% CI: 0.89 to 1.82)
男児では、標準化発症率比は、過体重 1.37 (95% CI: 1.13–1.66)  、 肥満 1.29 (95% CI: 0.96–1.73)


過体重についての標準化発症率比について、生下時体重3500g未満は、それ以上に比べ、関連性高い(aPR: 1.30, 95% CI: 1.05–1.61、1.18, 95% CI: 0.95–1.46)

逆に、肥満についての標準化発症率比では、3500g以上の方は、それ未満に比べ、肥満との関連高い  (aPR: 1.35, 95% CI: 1.00–1.81、 1.16, 95% CI: 0.82–1.65)



microbiotaの概念が広がったため、この種の報告も不思議ではなくなった

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