プロカルシトニン(PCT)による侵襲性細菌感染:IBI, invasive bacterial infeciton同定のため用いられているが、新生児から若年乳児に関するPCTアッセイのデータ不十分であった
15のフランス小児ED、有熱受診7-91日齢乳児前向きコホート
なお、SBI:severe bacterial infectionの定義は「血液・CSF・便中培養での細菌性病原性検出、尿試料だけは膿尿(>5WBCs/HPF)での単一病原菌が5万 CFUs/mL以上 and/or 顕微鏡細菌尿 or 白血球エステラーゼ・亜硝酸塩dipstickテスト陽性」
Use of Procalcitonin Assays to Predict Serious Bacterial Infection in Young Febrile Infants
Karen Milcent, et. al.
JAMA Pediatr. Published online November 23, 2015. doi:10.1001/jamapediatrics.2015.3210
2047名乳児中、SBI(重症細菌感染)診断 139(6.8%)、IBI診断 21(1.0%)、血液培養(n = 1258) 1.7%
SBI検出目的にて、AUC/ROCカーブはPCT分析と、CRP濃度のそれは類似 (AUC, 0.81; 95% CI, 0.75-0.86; vs AUC, 0.80; 95% CI, 0.75-0.85; P = 0.70)
IBI検出目的にて、PCIのそれは、CRP濃度のそれより有意に高値 (AUC, 0.91; 95% CI, 0.83-0.99; vs AUC, 0.77; 95% CI, 0.65-0.89; P = 0.002)
カットオフ値をそれぞれ、PCTにおいて 0.3 ng/mL、 CRPにおいて 20 mg/Lとすると、陰性尤度比はSBI検出において 0.3 (95% CI, 0.2 - 0.5)、IBI検出において 0.1 (95% CI, 0.03-0.4) と0.3 (95% CI, 0.2-0.7)
類似結果が1ヶ月齢未満群でも、そして発熱継続時間6時間未満齢でも示された。
成人・敗血症においては、感度・特異度とも0.7程度
これに患者の運命をゆだねる気になる???
http://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(12)70323-7/abstract
登録:
コメントの投稿 (Atom)
noteへ実験的移行
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
米国では、Potiga (ezogabine):ポティガ(エゾガビン)、国際的には、レチガビン [RTG ]で、従来の抗てんかん薬剤と異なるメカニズムで、KCNQ2-5 (K(v) 7.2-7.5) ion channelのpositive allosteric modulato...
-
Association Between MRI Exposure During Pregnancy and Fetal and Childhood Outcomes Joel G. Ray, et. al. JAMA. 2016;316(9):952-961. doi:...
0 件のコメント:
コメントを投稿