2016年2月12日金曜日

Framingham Heart Study: 認知症発生は10年毎減少 :背景リスク減少だけでは説明できないがライフスタイル健全化による改善の可能性

高齢化に伴い発生頻度は減少していても絶対数としてみれば増加しているとみるべきなのだろうか?



Incidence of Dementia over Three Decades in the Framingham Heart Study
Claudia L. et. al.
N Engl J Med 2016; 374:523-532February 11, 2016
DOI: 10.1056/NEJMoa1504327


5年間年齢-性別-補正累積ハザード比100名あたり
認知症に関して、1970年代後半~1980年代前半:1st epoch 3.6、 1980年代後半~1990年代前半 2.8、1990年代後半~2000年代前半 2.2、2000年代後半~2010年代前半 2.0


1st epoch比較、第2 22%、第3 38%、第4 44%とそれぞれ減少

リスク減少は、高卒資格以上でのみ見られる (ハザード比, 0.77; 95% 信頼区間, 0.67 to 0.88).

(肥満・糖尿病を除く)多頻度血管リスクと、卒中、心房細動、心不全と関連する認知症リスクはepochとともに減少するも、これらの傾向だけでは認知症発生頻度減少を完全には説明できない

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