http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0735109700009621
UpTodateによると、本来は、心室回復時間の空間的dispersionを評価する試みで再分極時間の均質部分と不均質部分の混在が心室再分極時間のばらつき、再分極そのものの延長を示すとされたが、心拍変動の影響を除外できることのメリットあり
QT時間に関して肥満の影響・・・
Effect of obesity and weight loss on ventricular repolarization: a systematic review and meta-analysis
J. Omran, et. al.
Obesity Comorbidity/Etiology and Pathophysiology
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/obr.12390/abstract
システマティック・レビュー&メタアナリシス、体重・過体重によるQTc、QT、QTc dispersion(心室再分極指標)を検討
選択クライテリア合致22研究
正常体重対照に比べ、肥満±過体重では、有意にQTc延長 (mean difference of 21.74 msec, 95% CI: 18.76 to 22.32)
QT、QTc dispersionも延長 (mean difference of 15.17 msec, 95% CI: 13.59 to 16.74)
肥満±過体重での減量は、QTc減少と関連 (mean difference −25.77 msec, 95% CI: −28.33–23.21) 、QT or QTc dispersionも同様 (mean difference of −13.46 msec, 95% CI: −15.60 to −11.32 i
結論:肥満±過体重は、有意にQTc、QT or QTC dispersion延長と有意相関し、減量にて有意減少する。
QT間隔は、重篤なQT延長症候群などの遺伝的要素以外に、住民統計的指標や電解質、甲状腺疾患などの内分泌異常、高血圧・虚血性心疾患や薬剤などの他、有酸素性作業能力や身体活動量、筋力やバランス能力,歩行能力などの身体能力の低下が関与している
http://new.jhrs.or.jp/pdf/education/akiyamalecture14.pdf
肥満およびインスリン抵抗性に関連した高血圧や高インスリン血症などの因子がIGT患者>のQTc時間に影響を及ぼしている可能性が推定される
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo1958/42/9/42_9_769/_pdf
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