http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/03/csppt.html
・・・ってのがあって、CKD進行予防の有益な治療法として葉酸が浮上?
Efficacy of Folic Acid Therapy on the Progression of Chronic Kidney Disease The Renal Substudy of the China Stroke Primary Prevention Trial
Xin Xu, MD, et. al.; for the investigators of the Renal Substudy of the China Stroke Primary Prevention Trial (CSPPT)
JAMA Intern Med. Published online August 22, 2016.
doi:10.1001/jamainternmed.2016.4687]
研究意義 葉酸療法されてないヒトへの腎アウトカムへの葉酸治療の有効性検討はなされてない
目的 エナラプリル+葉酸 vs エナラプリル単独比較
中国高血圧被検者:CKD正常から中等症のベースラインでの検討
デザイン・セッティング・被検者: China Stroke Primary Prevention Trial (CSPPT)サブスタディ;15104名(eGFR 30 mL/min/1.73 m2以上(CKD 1671名を含む);
中国江蘇省住民
介入:エナラプリル10mg +葉酸 0.8 mg (n=7545) vs エナラプリル10mg単独(n=7559)
主要アウトカム/測定:
プライマリアウトカム:CKD進行 ベースラインeGFR 60 mL/min/1.73 m2以上なら eGFR 30%以上減少、ベースラインeGFR 60 mL/min/1.73 m2未満ならeGFR 50%以上減少、あるいは終末期腎疾患
セカンダリアウトカムは、プライマリアウトカムと全原因死亡、腎機能急激悪化、eGFR減少率
結果 被検者全体 15,104中国人成人 平均(range)年齢 60 (45-75)歳;フォローアップ・メディアン 4.4年間
プライマリイベント:エナラプリル単独 164、エナラプリル+葉酸 132
エナラプリル群に比較して、エナラプリル+葉酸群ではプライマリイベントオッズ 21%減少 (odds ratio [OR], 0.79; 95% CI, 0.62-1.00) 、eGFR減少緩徐化 (1.28% vs 1.42% per year; P = 0.02)
CKDベースライン存在者中、葉酸は有意にプライマリイベントリスク減少 (OR, 0.44; 95% CI, 0.26-0.75), rapid decline in renal function (OR, 0.67; 95% CI, 0.47-0.96) 、複合イベントリスク減少 (OR, 0.62; 95% CI, 0.43-0.90)、腎機能悪化緩徐化 44% (0.96% vs 1.72% per year, P < .001)
CKDベースラインで存在しない患者群では、プライマリエンドポイントの群間差認めず
結論・新知見
エナラプリル+葉酸は、エナラプリル単独に比べ、CKD軽症・中等症患者において、CKD進行を抑制する
JAMAクラスの論文のはずだが、Internal Medicineとはこれいかに?
葉酸800μgってのは、医薬品もしくはサプリメント前提?
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