2017年2月22日水曜日

高齢男性:テストステロン維持療法にて骨密度・骨強度改善


テストステロン:原因不明・原因特定貧血治療効果 https://kaigyoi.blogspot.jp/2017/02/blog-post_22.html

上記でも懸念記載したが、ホルモン補充療法には十分なリスクマネージメント必要と思うのだが、国内外含め、あまり熟慮されてない論評が目立つ

以下はテストステロン低値確認された高齢者へのトライアルなので、肯定的に評価したいと思う

臨床的意義検討必要




Effect of Testosterone Treatment on Volumetric Bone Density and Strength in Older Men With Low Testosterone
A Controlled Clinical Trial
Peter J. Snyder,  et. al.
JAMA Intern Med. Published online February 21, 2017. doi:10.1001/jamainternmed.2016.9539



脊柱と股部の椎体骨密度(vBMD)をベースラインと12ヶ月目定量的CTにて評価

平均[SD] 72.3 [5.9]歳、白人比率 86%、BMI 31.2 [3.4]の主に肥満高齢者が目に浮かぶ

介入はテストステロン値維持 vs プラシーボ 

平均脊柱骨梁部vBMD  (7.5%; 95% CI, 4.8% to 10.3% vs 0.8%; 95% CI, −1.9% to 3.4%; treatment effect, 6.8%; 95% CI, 4.8%-8.7%; P < .001)
脊柱椎体骨梁強度 (10.8%; 95% CI, 7.4% to 14.3% vs 2.4%; 95% CI, −1.0% to 5.7%; treatment effect, 8.5%; 95% CI, 6.0%-10.9%; P < .001)
椎体末梢骨、椎体骨梁、末梢骨なども改善



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