2017年4月10日月曜日

関節リウマチ:歩行計・記録にて身体活動改善・・・目標設定有無関係なく

関節リウマチにおける「疲労」は、QOL・機能に影響を与え、cognitive behavioral therapyなどのプログラムの効果 明確化。だが、関節リウマチ患者の身体活動性は低い。

自己モニタリング日記や歩行計などの使用に関して有益性報告ある


運動教育の上に、歩行計を用いたステップ数計測記録の有無で比較、さらに、ステップ数目標設定で上乗せ効果があるか?

"Physical activity to reduce fatigue in rheumatoid arthritis: A randomized, controlled trial"
Arthritis Care Res (Hoboken). 2017 Apr 5. doi: 10.1002/acr.23230.
Katz P, et al
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28378441

身体活動モニタリング週1回

ランダム化、以下3群

  • 対照 (education; EDUC)
  • 歩行計+ステップ数モニタリング日誌 (PED)
  • 歩行計+ステップ数モニタリング日誌ステップ数目標 (PED+) 

21週間フォローアップ
week 10 にて、 電話アンケート全例実施、最終週 再度調査

プライマリアウトカム:ベースラインとweek 21の比較:平均ステップ数と疲労 (PROMIS 7-item questionnaire)
セカンダリアウトカム:

  • 自己報告疾患活動性
  • 身体機能
  • pain interference
  • うつ症状

ステップ数を線形混合モデルで解析

疲労はベースライン、week-10、week-21、week-21スコアを含む反復測定検証


被検:96名、8名21週完遂せず
2つの介入群ではステップ数有意増加

  • PED: +1441, p=0.004
  • PED+: +1656, p=0.001)


EDUC ではステップ数減少(-747, p=0.14)
 (Group-by-time interaction p=0.0025)

疲労の群間差有意な違いない (interaction p=.21)

ベースラインからweek 21までの疲労度変化

  • EDUC -1.6 (with-group p=.26)
  • PED -3.2 (p=.02)
  • PED+  -4.8 (p=.0002) 


PED、PED+ともに機能・自己報告疾患活動性改善




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