2018年1月30日火曜日

2型糖尿病:メトホルミンに追加する経口血糖薬剤は?

台湾国内コホート観察研究

メトホルミンが2型糖尿病の標準第一選択である(注意、日本以外)。しかし、セカンドラインの経口抗糖尿病薬は不明。



SU剤を対照に比較
グリニド系はSU剤と同様に忌避されるべきなのかもしれない


ピオグリタゾンなどのチアゾリジジン系薬剤は、いろいろ権謀術数?によりメジャーになりきれなかったが、メトホルミンとの併用は有効なようだ


一方、αGIも同様評価されている
αグルコシダーゼ阻害剤:アジア人・非アジア人メタアナリシス・クリティカルレビュー
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jdi.12711/full

Asian Non-Asian
Variables                 Difference 95% CI P-value
Number of
studies
Number
of subjects
WMD from baseline 95% CI Number of
studies
Number of subjects WMD from baseline 95% CI  
HbAlc (%)                      
Acarbose 5 214/212 -0.58* -0.74, -0.42 26 1417/1461 -0.73* -0.81, -0.65 --0.10 -0.76, 0.55 0.751
Miglitol 2 159/153 -0.55* -0.79, -0.31 7 824/636 -0.66* -0.82, -0.50 0. -1.04, 1.02 0.983
Voglibose 2 211/135 -0.50* -0.62, -0.38 / / / / / / /
Total 9 584/500 -0.55* -0.64, -0.45 33 2241/2097 -0.71* -0.79, -0.64 0.097 -0.42, 0.62 0.709




Cheng-Wei Chan, et al.
Cardiovascular Diabetology201817:20
https://doi.org/10.1186/s12933-018-0663-6
https://cardiab.biomedcentral.com/track/pdf/10.1186/s12933-018-0663-6?site=cardiab.biomedcentral.com

総数 26,742名、メトホルミン処方に
SU (n = 24,277)
glinides (n = 962)
TZD (n = 581)
AGI (n = 808)
DPP‐4I (n = 114)


平均フォローアップ 6.6± 3.4年間、MACE 4775

SU剤(参照)と比較し、以下では有意にMACE減少
TZD+metformin (adjusted HR: 0.66; 95% CI 0.50–0.88, p = 0.004)
AGI+metformin (adjusted HR: 0.74; 95% CI 0.59–0.94, p = 0.01)












この時点では、DPP4阻害剤は評価不十分、SGLT2関連は検討されてない



0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note