- 最も多い気管支分岐変異(sub-superior *の存在)は、COPD、慢性気管支炎オッズ比増加と関連し、中枢側気道の分岐数増加や、全肺葉の気腔拡大、気腫と関連。
- 2番目に多い変異(右B7の欠損)は、喫煙者COPDオッズ増加、呼吸困難、全ての肺葉の小気道内腔狭窄化と関連し、FGF10遺伝子多様性 と関連
Human airway branch variation and chronic obstructive pulmonary disease
Benjamin M. Smith, et al. and for the MESA Lung and SPIROMICS investigators
PNAS 2018; published ahead of print January 16, 2018, https://doi.org/10.1073/pnas.1715564115
in vivo central airway branch variant(s)
気道3D再構成
A) 標準下葉解剖:両側 下葉上区(B6)、前区(B8)、外側区(B9)、後区域(B10)の存在と、右B7の存在と、左B7の欠損、B※の欠損
B) 副上枝下下葉分岐変異:accessory subsuperior airway branch variant
(sub-superior *もしくはsub-superior BX*9 or BX*10は、本来は、背側、B6とB9を起始として、左葉 29%、右葉 62%に存在)C) 右内側肺底部分岐欠損:absent right medial-basal airway branch variant
(B7気管支は通常B7a、B7bに分岐し、14-18%で存在しない)
大きな気道の形態的変化が、COPDや症状とに関連性があることは、臓器形成期、既に、その後の疾患進行に関連するリスクを伴っていることを表す。画像診断でその後のリスクが明確になれば集約的な介入も可能となるのかもしれない。
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