スタチン使用の有効性についてnetwork meta-analysis施行
Effectiveness of long-term using statins in COPD – a network meta-analysis
Yongbin Lu, et al.
Respiratory Research201920:17
https://doi.org/10.1186/s12931-019-0984-3
Received: 31 July 2018Accepted: 13 January 2019Published: 23 January 2019
General meta-analysis で、スタチン使用による、全死亡率、心疾患関連死亡率、COPD急性増悪(AECOPD)のリスク軽減が示された(各々 RR (95% CI) : 0.72 (0.63,0.84)、 0.72 (0.53,0.98) 、 0.84 (0.79,0.89))
Fig. 1
Forest plot showing effect of statins on all-cause mortality in COPD patients
スタチン使用は、CRP、肺高血圧(PH)減少(SMD (95% CI) − 0.62 (− 0.52,-0.72) 、0.71 (− 0.85,-0.57)
Network meta-analysis でフルバスタチン (97.7%)、アトルバスタチン(68.0%)、 ロスバスタチン(49.3%) が他のスタチン群より累積確率としてCRP減少に有意に相関
フルバスタチン (76.0%) とアトルバスタチン (75.4%)がPHの減少に関して他のスタチンより累積確率として高い
ローコール圧勝とは・・・
COPDと心血管疾患併存症が全死亡率に重大な影響を及ぼし、COPDに関わる炎症の影響、CRPやIL-6などが予後悪化と関連する。スタチンは抗炎症作用なども期待されているところで、さらに肺高血圧への効果、6分間歩行距離増加も期待されている。
スタチンの役割を示唆するネットワークメタアナリシス
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