Decolonization to Reduce Postdischarge Infection Risk among MRSA Carriers
Susan S. Huang, , et al., for the Project CLEAR Trial
February 14, 2019
N Engl J Med 2019; 380:638-650
DOI: 10.1056/NEJMoa1716771
背景
MRSAコロナイズ入院患者は退院後感染リスク高い
序文:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、米国で年間8万人以上の侵襲性感染症を引き起こす。皮膚、軟組織、手術に関連した感染症の最も一般的な原因で侵襲性MRSA感染率は、退院後6ヶ月以内に最も高く、1年間は正常化しない。
MRSAへのアプローチには、"hygiene"と"環境クリーニング”が含まれ、鼻腔ムピロシン、クロルヘキシジン抗菌浴槽による脱コロナイゼーションでキャリアの減少、感染の予防をもたらす対策。脱コロナイゼーションは手術部位の感染リスク、皮膚感染再発リスク、ICUでの感染リスク減少をもたらす。 対教育群に比べ脱コロナイゼーション介入が退院後MRSA感染患者(キャリア)間でMRSA感染確率減少の上で優れているか?
MRSAコロナイゼーション患者(キャリア):多施設ランダム化対照治験:退院時衛生教育、教育+脱コロナイゼーション
脱コロナイゼーション:クロルヘキシジンによる口腔洗浄・入浴・シャワー+鼻腔ムピロシン5日間/月2回x6ヶ月間
フォローアップ1年間
プライマリアウトカム: MRSA infection as defined according to Centers for Disease Control and Prevention (CDC) criteria.
セカンダリアウトカム: MRSA infection determined on the basis of clinical judgment, infection from any cause, and infection-related hospitalization.
全ての解析は比例ハザードモデル、per-protocol population、as-treated populationで解析
結果
per-protocol populationでは、MRSA感染率
教育群 98 / 1063 (9.2%) 、脱コロナイゼーション群 67 / 1058 (6.3%)
; MRSA感染の84.8% が入院となる
病原不問感染発生は 23.7% vs 19.6%で、感染85.8%が入院となる
MRSA感染ハザードは教育群より脱コロナイゼーション群で有意に低率 (ハザード比 0.70; 95% 信頼区間 [CI], 0.52 to 0.96; P=0.03; number needed to treat to prevent one infection, 30; 95% CI, 18 to 230); このハザード低下ははMRSA感染による入院リスク低下につながる (hazard ratio, 0.71; 95% CI, 0.51 to 0.99)
脱コロナイゼーションは全原因臨床的感染判断尤度低下もたらす (ハザード比, 0.83; 95% CI, 0.70 to 0.99)、感染関連入院低下をもたらす (hazard ratio, 0.76; 95% CI, 0.62 to 0.93); セカンダリアウトカムの治療桜花は多数比較で事前層別判断でないため解釈に注意が必要
as-treated analysisでは、アドヒアランス完全な脱コロナイゼーション群のみ教育軍と比較すると44%減少 (ハザード比, 0.56; 95% CI, 0.36 to 0.86)、全原因感染 40% 減少 (ハザード比, 0.60; 95% CI, 0.46 to 0.78)
副作用(すべて軽症)は被検者の4.2%
結論
退院時クロルヘキシジンとムピロシンによるMRSA decolonizationは教育のみの介入に比べMRSA感染リスクを30%減少する (Funded by the AHRQ Healthcare-Associated Infections Program and others; ClinicalTrials.gov number, NCT01209234.)
スクリーンショット規制始まるそうだが・・・困ったもんだ
規制すれば良いという・・・利権団体
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