SPRINT MIND:強化降圧療法では有意な認知症発症リスク軽減示せず・・・だが、MCIまで含めれば・・・
https://kaigyoi.blogspot.com/2019/02/sprint-mindmci.html
認知機能減衰は中年からすでに始まっているが、特に、中年期が最も介入としては有効なのかもしれない。慢性炎症が関連するのではなく、神経変性脳疾患のマーカーやそれの反応の結果の可能性もあるとも解説
Systemic inflammation during midlife and cognitive change over 20 years
The ARIC Study
Keenan A. Walker, et al.
Neurology, Feb. 13, 2019
First published February 13, 2019, DOI: https://doi.org/10.1212/WNL.0000000000007094
http://n.neurology.org/content/early/2019/02/13/WNL.0000000000007094
目的:midlifeの全身性炎症と20年認知機能低下
方法: Atherosclerosis Risk in Communities cohort study
中年期炎症性バイオマーカー(フィブリノゲン、白血球数、von Willebrand factor、factor VIII)
CRPはvisit 2で粗高低
認知評価は 20年間3 visit spanning、記憶、遂行機能、言語で評価
結果: 12,336名の被検者総計 (ベースライン 年齢 56.8 [5.]]歳、 黒人 21%、女性 56%)
住民統計変数補・血管リスク要素・併存症補正後、中年炎症複合スコア1SD増加毎、認知複合総スコア:cognitive composite score20年間の付加的減衰 −0.035 SD (95% 信頼区間: −0.062 to −0.007)
中年期CRP値の1SD増加毎20年付加的認知衰退レベルと同様相関 (−0.038 SD, 95% 信頼区間: −0.057 to −0.019)
中年期炎症複合スコア最大4分位では、最小4分位より認知機能減衰7.8%加速;
CRP最大4分位では、最小4分位より11.6%加速
認知ドメイン特異的分析では、中年期炎症マーカー増加は記憶減少と最も多く一致した相関性を示す
inverse probability weightingを用いたattrition補正後も同様
結論:全身性炎症が早期の病理的役割を果たし、10年単位の高齢期への認知減衰のドライバーとなる
炎症trajectoryは示せていないため動的な変化が分からない
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