2019年7月26日金曜日

2型糖尿病:炭水化物を多価不飽和脂肪酸に代替する介入は遺伝的発症リスクを軽減する

2型糖尿病は243のgenetic locusが関連、risk alleleとしてpolygenetic risk scoreとしてとして連続的尺度を提供 (e.g. https://diabetes.diabetesjournals.org/content/66/11/2888?ijkey=9639191ac8227d268f6f90a865ff4b8b2878a43d&keytype2=tf_ipsecsha)

食事要素でこの遺伝的要素で打ち消すことができるか?真に修正可能な疾患なのか?


食事性脂肪の質と2型糖尿病の発生率との関連性を調査し、既知の2型糖尿病risk増加alleleの存在で摂取脂肪の種類の影響を研究、脂肪のサブタイプと2が太郎尿病リスクの相関にalleleが影響を与えるかの研究


Quality of dietary fat and genetic risk of type 2 diabetes: individual participant data meta-analysis
BMJ 2019; 366
doi: https://doi.org/10.1136/bmj.l4292 (Published 25 July 2019)
Cite this as: BMJ 2019;366:l4292
https://www.bmj.com/content/366/bmj.l4292



15の前向きコホート研究からの102,305名のうち2型糖尿病症例 20,015名でメディアンフォローアップ12年間(IQR 9.4-14.2)
polygenic risk scoreのうち10 risk allele増加毎2型糖尿病ハザード比  1.64 (95% 信頼区間 1.54 to 1.75, I2=7.1%, τ2=0.003)




炭水化物代替としてPUFAと総ω6PUFA摂取増加は2型糖尿病リスク減少と関連し、ハザード比は 各々 0.90  (0.82 to 0.98, I2=18.0%, τ2=0.006; per 5% of energy) 、0.99 (0.97 to 1.00, I2=58.8%, τ2=0.001; per increment of 1 g/d)




対し、炭水化物代替MUFA増加は2型糖尿病リスク増加と相関  (ハザード比 1.10, 95% 信頼区間 l 1.01 to 1.19, I2=25.9%, τ2=0.006; per 5% of energy)



2型糖尿病リスクのPUFA全般相関に関しsmall study effectのエビデンス検知するも、ω6PUFA、MUFA脂肪酸摂取との相関では見られない

食事性脂肪とpolygeneic risk scoreの有意相関は2型糖尿病リスクにおいて認められなかった  (P>0.05 for interaction)




結論としては、遺伝的burdenは食事およびライフスタイル介入での2型糖尿病予防介入の有効性を妨げないように思える




small study effectがあるため断定的結果にはならなかった・・・




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