心血管イベント減少目的の高トリグリセリド血症患者のスタチンのadjuvant治療としてIcosapent ethyl (Vascepa, Amarin) をFDA Endocrinologic and Metabolic Drugs Advisory Committeeで承認
高用量EPA製剤の正確な対象者は決議されなかった。二次予防としては承認されたが、糖尿病を含む一次予防への適応は意見統一できなかった。
この薬剤は既に高トリグリセリド血症 500mg/dL以上治療薬として市販されている
REDUCE-ITトライアル(N Engl J Med 2019; 380:11-22)の知見(135mg / dLを超えるトリグリセリドを有し心血管疾患を有する患者において、イコサペントエチルとプラセボの主要な有害心血管イベントの相対リスクが25%減少)に基づく新しい適応についての諮問委員会での議論
https://www.medscape.com/viewarticle/921374
高用量EPAのリスク
- スタチン吸収減少
- ω3脂肪酸と心房細動発症リスク増加: Heart and Vessels July 2013, Volume 28, Issue 4, pp 497–504
- 出血リスク
REDUCE-ITの被験者70.7%が二次予防使用、 2 g of icosapent ethyl twice daily (total daily dose, 4 g) or placebo
JELISトライアルも対象は二次予防患者が主体:脂肪酸摂取量の目安は,EPA-DHA 400mg/日(EPA:DHA=3:2),ALA 2g/日:結果は「心筋梗塞既往で血圧・血栓・脂質治療を受けているものにおいて,EPA-DHA,ALAによる有意な主要心血管イベント抑制効果は認められなかった」
- ロトリガ:EPA・DHA製剤 オメガ-3脂肪酸エチルとして1回2gを1日1回
- エパデール:イコサペント酸エチルとして、通常、成人1回600mgを1日3回、毎食直後に経口投与
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