2020年8月17日月曜日

閉塞型睡眠時無呼吸:night-to-night variability

閉塞型無呼吸の検査は保険の縛りもあり1回のみが普通(業者依頼の場合、2回ルーチンに施行してくれる場合もある)

以前は"first night effect"がうるさくて学会で発表する場合やられるので最低2回が普通だったが、最近は保険のため・・・1回での判定が普通になり、NtNVと称せられる変動は日常臨床から省かれてしまった。


“data derived from PSG, respiratory polygraphy or a validated HSAT device (inclusive pulse oximetry)”と書かれており、いわゆる簡易PSGも含むデータのようだ




Night-to-night variability of respiratory events in obstructive sleep apnoea: a systematic review and meta-analysis

https://thorax.bmj.com/content/early/2020/08/13/thoraxjnl-2020-214544


背景 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の診断には、1回のみの診断用睡眠試験を使用するのが現状である。しかし、 明確にnight-to-night variability (NtNV) が存在する

 方法 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)が疑われる、または診断された成人で、複数の睡眠検査を受けた場合の呼吸器イベントの NtNV を評価した。データソースは、2019年1月23日までのPubMed、Cochrane、Embaseとした。エビデンス合成にはランダム効果モデルを用いた。moderator analysisには、mixed-effects regression analysisを行った。 

本研究は PROSPERO(CRD42019135277)に登録

結果

同定された2143論文のうち、3250人の参加者からなる24研究が含まれていた。 

1st nightと2nd nightの平均Apnoea-Hypopnoea Index (AHI) difference 差は-1.70/時(95%CI -3.61~0.02) 

REM time difference (first to second night) は、平均AHIの差と有意に正の相関(β係数0.262(95%CI 0.096~0.428))。 

平均では、全参加者の41%(95%CI 27%~57%)が、from night to nightの respiratory events>10/hourの変化を示した。 

さらに、被験者の49%(95%CI 32%~65%)では、sequential 睡眠試験で OSA severity class (severity thresholds at 5/hour, 15/hour and 30/hour) の変動が1回以上の変動があった


 

診断閾値(5/hour, 10/hour or 15/hour)に応じて、各々、平均12%(95%CI9%~15%)、12%(95%CI8%~19%)、10%(95%CI8%~13%)の患者が、”first night due to single night testing”のために診断不能となっていたことが分かる



結論 

連続した2つの試験夜の平均AHIにはグループレベルでの有意差はなかったが、呼吸器イベントの個人内NtNVには顕著な差があり、OSAが疑われる患者の誤診と誤分類につながっていた。

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