Pfizer社Covid-19ワクチン 無症候性感染予防効果確認 | 内科開業医のお勉強日記 (kaigyoi.blogspot.com) の一次情報ソースに なる
無症候性感染予防効果の実証確認エビデンスの1つ
Association Between Vaccination With BNT162b2 and Incidence of Symptomatic and Asymptomatic SARS-CoV-2 Infections Among Health Care Workers
Yoel Angel, et al.
JAMA. Published online May 6, 2021. doi:10.1001/jama.2021.7152
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2779853
【キーポイント】
【質問 】ファイザー・バイオンテック社製のBNT162b2ワクチンの接種と,医療従事者における症候性および無症候性のSARS-CoV-2感染の発生率との関連はどうか?
【結果 】イスラエルのテルアビブで実施されたこのレトロスペクティブコホート研究では、SARS-CoV-2感染の定期検査を受けた医療従事者6710人を対象とし、BNT162b2ワクチンの接種は、2回目の接種から7日以上経過した症候性感染症の調整済み発生率比が0.03、無症候性感染症の発生率比が0.14と関連していた。いずれの発生率比も統計的に有意であった。
【意味】 BNT162b2ワクチンの接種は、医療従事者における症候性および無症候性のSARS-CoV-2感染症の発生率の低下と有意に関連していた。
要約
【重要性】 無作為化臨床試験により、症候性SARS-CoV-2感染に対するBNT162b2ワクチンの有効性が推定されているが、無症候性感染に対する効果はまだ不明である。
【目的 】Pfizer-BioNTech社製BNT162b2ワクチンの接種と、医療従事者における症候性および無症候性のSARS-CoV-2感染との関連性を推定する。
【デザイン,設定,参加者】 本研究は,イスラエルのテルアビブにある三次医療センターで実施された単施設のレトロスペクティブコホート研究である。2020年12月20日から2021年2月25日の間に、鼻咽頭ぬぐい液による定期的なスクリーニングを受けた医療従事者において、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査で確認された症候性および無症候性のSARS-CoV-2感染症に関するデータを収集した。ロジスティック回帰法を用いて、人口統計やPCR検査の実施回数をコントロールしながら、完全にワクチンを接種した参加者とワクチンを接種していない参加者との間で、感染の発生率を比較する発生率比(IRR)を算出した。
【暴露】 BNT162b2 ワクチンの接種と未接種の状態は、従業員健康データベースから確認した。完全なワクチン接種とは、2回目のワクチン接種から7日以上経過していることと定義した。
【主要アウトカムと測定法】 主要アウトカムは、ワクチンを完全に接種した医療従事者とワクチンを接種していない医療従事者の症候性および無症候性のSARS-CoV-2感染に対する回帰調整IRRとした。副次的評価項目は,部分的にワクチンを接種した医療従事者(初回接種後7~28日目)と,完全にワクチンを接種したと考えられる後期高齢者(2回目の接種後21日目以降)のIRRとした.
【結果】 合計6710名の医療従事者(平均[SD]年齢44.3[12.5]歳、4465名[66.5%]女性)が中央値で63日間の追跡調査を受け、5953名(88.7%)が少なくとも1回のBNT162b2ワクチン接種を受け、5517名(82.2%)が2回の接種を受け、757名(11.3%)がワクチン未接種であった。ワクチン接種は、非接種者に比べて年齢が高く(平均年齢、それぞれ44.8歳対40.7歳)、性別は男性(31.4%対17.7%)であった。
症候性 SARS-CoV-2 感染症は,完全にワクチンを接種した医療従事者 8 名と,ワクチンを接種していない医療従事者 38 名に発生した(発生率,それぞれ 100,000 人日あたり 4.7 対 149.8,調整 IRR,0.03 [95% CI,0.01-0.06]).
無症状の SARS-CoV-2 感染は,完全にワクチンを接種した医療従事者 19 人と,ワクチンを接種していない医療従事者 17 人に発生した(発生率,それぞれ 100,000 人日あたり 11.3 対 67.0,調整 IRR,0.14 [95% CI,0.07-0.31]).
この結果は、傾向スコアによる感度分析によっても質的には変化しなかった。
【結論と関連性 】イスラエルのテルアビブにある単一施設の医療従事者において,BNT162b2 ワクチンを接種した場合は,ワクチンを接種しなかった場合と比較して,2 回目の接種から 7 日以上経過した後の症候性および無症候性の SARS-CoV-2 感染症の発生率が有意に低いことと関連していた.この結果は、観察的デザインによって制限されています。
【www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
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