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http://thorax.bmj.com/cgi/content/short/thoraxjnl-2020-216509v1?rss=1
Schneeberger, T., Jarosch, I., Leitl, D., Gloeckl, R., Hitzl, W., Dennis, C. J., Geyer, T., Criee, C.-P., Koczulla, A. R., Kenn, K.
Automatic oxygen titration versus constant oxygen flow rates during walking in COPD: a randomised controlled, double-blind, crossover trial
Oct 17, 2021 1:00
【根拠】
COPD患者では、定流量酸素システム(CFOS)による酸素補給では、運動時に酸素飽和度が不足することがあります(SpO2<90%)。自動滴定酸素システム(ATOS)は、滴定しないCFOSと比較して有益であることが示されていますが、ATOSが、ガイドラインで規定されている運動中に滴定されるCFOSよりも優れているかどうかは不明です。本研究では、低酸素血症のCOPD患者の歩行能力に対するATOSの効果を、CFOSの滴定と比較して検討することを目的とした。
【方法】
50名の参加者がこの前向き無作為化対照二重盲検クロスオーバー試験に参加した。参加者は、2回の持久力シャトルウォークテスト(ESWT)を実施した。(1)運動量を調整したCFOS(ESWTCFOS)と(2)SpO2 92%を目標としたATOS(ESWTATOS)の2つの耐久シャトルウォークテスト(ESWT)を行った。主要評価項目は歩行時間。副次評価項目は、SpO2、経皮的PCO2(TcPCO2)、呼吸数(RR)、心拍数(HR)、安静時および運動終了時の血液ガスおよび呼吸困難とした。
【結果】
参加者(中央値(IQR):年齢66(59, 70)歳、FEV1 28.8(24.8, 35.1)% predicted、PO2 54.7(51.0, 57.7)mm Hg、PCO2 44.2(38.2, 47.8)mm Hg)は、ESWTCFOSと比較して、ESWTATOSで有意に長く歩いた(効果の中央値(95% CI)+144.5(54~241.5)秒、p<0.001)。アイソタイムでは、SpO2はATOSの方が有意に高く(+3(95% CI 1~4)%, p<0.001)、TcPCO2、RR、HRは同等でした。運動終了時には、PO2(+8.85(95%CI 6.35~11.9)mmHg)と呼吸困難(-0.5(95%CI -1.0~-0.5)ポイント)はATOSで有意に差があり(それぞれp<0.001)、PCO2は同等であった。
【結論】
重症COPDの低酸素血症患者において、ATOSの使用は、PCO2に影響を与えずに、歩行耐久時間、SpO2、PO2、呼吸困難を臨床的に有意に改善した。
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Trial registration number
NCT03803384.
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