2021年11月25日木曜日

COVID-19:曝露学生を学校で毎日検査は自宅隔離に代わる安全な方法である

Coronavirus using lateral flow device (LFD) technology

https://www.birmingham.gov.uk/info/50231/coronavirus_covid-19/2308/covid-19_lateral_flow_device_lfd_testing_information

どうも抗原検査らしい・・・

抗原検査陰性なら登校を許可した群と従来の隔離法を比較、非劣性が確認されたとのこと。ただ、連続して検査を受けても、隔離した場合と比べて登校率は向上しなかった。この結果を示すには、この試験の検出力が不足していた可能性があると著者らは述べている。


Daily testing for contacts of individuals with SARS-CoV-2 infection and attendance and SARS-CoV-2 transmission in English secondary schools and colleges: an open-label, cluster-randomised trial

Bernadette C Young,   et al.

The Lancet  Volume 398, ISSUE 10307, P1217-1229, October 02, 2021

Published:September 14, 2021

DOI:https://doi.org/10.1016/S0140-6736(21)01908-5


【背景】

イギリスでは、学校にいるCOVID-19の接触者は、自宅での自己隔離を求められ、重要な教育機会を失っている。そこで、接触者に毎日検査を行うことで、学校への出席率を高めつつ、同様の感染抑制効果が得られるかどうかを検討した。

【方法】

イングランドの中学校と高等教育機関を対象に、非盲検、クラスター無作為化、対照試験を実施しました。

学校は、学校にいるCOVID-19接触者を10日間自己隔離する方法(対照)と、LFD陰性の接触者を学校に残して7日間毎日任意でラテラルフロー装置(LFD)検査を行う方法(介入)に、1対1で無作為に割り付けられた。

無作為化は、学校の種類と規模、6年生の有無、寮生の有無、無料の学校給食を受ける生徒の割合によって層別化された。手続きや分析の際には、グループ分けのマスキングは行われなかった。全生徒および全教職員を対象とした主要アウトカムは、COVID-19に関連した学校の欠席と、症候性PCRで確認されたCOVID-19であり、学校内感染を推定するために、地域社会の感染率で調整した(非劣性マージン<50%相対増加)。解析は、準ポアソン回帰を用いてintention-to-treatベースで行われ、合併症の平均因果効果(CACE)も推定した。本試験はISRCTNのレジストリ(ISRCTN18100261)に登録されている。

【調査結果】

2021年3月18日から5月4日の間に、204校が同意プロセスを経て、そのうち3校がそれ以上参加しないことを決めた。201校が無作為に割り振られ(対照群n=99、介入群n=102)、10週間の研究(2021年4月19日~5月10日)が行われ、事前に指定された中止日(2021年6月27日)まで継続された。対照群76校、介入群86校が積極的に参加した。国のデータを追加することで、非参加校のほとんどを主要なアウトカムの分析に含めることができた。

介入群の5763人の接触者のうち2432人(42-4%)が毎日の接触検査に参加。

PCRで確認された症候性感染は、対照群では7 782 537日-at-risk(週10万人当たり59-1)の間に657件、介入群では8 379 749日-at-risk(週10万人当たり61-8)の間に740件であった(intention-to-treat調整発生率比[aIRR]0-96[95%CI 0-75-1-22]、p=0-72、CACE aIRR 0-86[0-55-1-34])。

学生と職員では、対照群では3,659,017人・学校日の間に59,422人(1~62%)、介入群では3,845,208人・学校日の間に51,541人(1~34%)のCOVID-19関連の欠席があった(治療意図調整済み発生率比0-80[95%CI 0-54-1-19]、p=0-27、CACE aIRR 0-61[0-30-1-23])。

【解釈】

学校での接触者に対する毎日の接触検査は,COVID-19 感染の制御において自己隔離と比較して非劣性であり,両アプローチによる生徒および職員の症候性感染率は同程度であった.学校内の接触者の感染率は低く、陽性となる学校内の接触者は非常に少なかった。毎日の接触者検査は、学校での曝露後の自宅隔離に代わる安全な方法として実施を検討すべきである。


www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


そのためには、より信頼性ある抗原検査をより安価にする必要がありますなぁ

岸田内閣にはこういう積極的な政策運営期待できそうも無いけど・・・ 

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note