Acute exacerbation of idiopathic pulmonary fibrosis after SARS-CoV-2 vaccination
Tomohiro Bando, et al.
European Respiratory Journal 2022 59: 2102806;
DOI: 10.1183/13993003.02806-2021
https://erj.ersjournals.com/content/59/3/2102806
84歳男性は、以前f-ILD(図1a)と診断され、2020年10月から他院で定期的に経過観察していた。薬物療法は受けていなかった。元喫煙歴は34箱年で、過去に重要な病歴はなかった。2021年5月中旬、BNT162b2ワクチン(BioNTech/Pfizer)の初回接種を受け、副作用はなかった。2021年6月、2回目のワクチン接種を受け、接種翌日から徐々に倦怠感、食欲不振が出現した。2回目のワクチン接種後9日間は症状が改善されず持続し、近隣の病院を受診した。胸部HRCTで基底膜と胸膜下のハニカムと網状を伴うびまん性GGOを認め(図1b)、当院へ紹介された。
筆者等の考察「SARS-CoV-2ワクチンを契機としたf-ILDの急性増悪に関する先行研究は報告されていない」としつつ「SARS-CoV-2ワクチン接種が引き金となった可能性のあるf-ILDの急性増悪の報告は,我々の知る限り,今回が初めて」と記載。さらに、関連性ありそうなのは「SARS-CoV-2ワクチン接種により,インターフェロン-γやインターロイキン-2などのサイトカイン産生を反映したT細胞応答が誘導されることが明らかにされている[12].SARS-CoV-2ワクチン接種を受けた人々の多くが、副作用として疲労や発熱を経験していることから、体内で何らかの免疫反応が起こり、f-ILD患者の急性増悪を引き起こす可能性があると考えられる」としている。だが、「しかし、f-ILDの急性増悪はf-ILD患者において一定の確率で起こり、その発生率は年間5-10%程度と報告されている[5, 6]。今回のケースでは、この事象がたまたまワクチン接種のタイミングと重なったのか、ワクチン接種そのものが引き金となったのか、証明することはできない」
間質性肺疾患での急性増悪例ははっきりしないが、以降、体調が悪いとの訴えは聞くことがある。benefit/harmに関しては今後も考慮必要だろう
にしても、「5-11歳のワクチンを辞めろ」という気味悪い手紙が・・・届く妨害工作・・・自らの主張以外認めないという気色悪い手紙
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