パキロビッド®パック https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/672212_62501B5X1020_1_03
7. 用法及び用量に関連する注意
7.1 SARS-CoV-2による感染症の症状が発現してから速やかに投与 を開始すること。臨床試験において、症状発現から6日目以降に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。[17.1.1参照]
7.2 中等度の腎機能障害患者(eGFR[推算糸球体ろ過量]30mL/ min以上60mL/min未満)には、ニルマトレルビルとして1回150mg 及びリトナビルとして1回100mgを同時に1日2回、5日間経口投与す ること。重度の腎機能障害患者(eGFR 30mL/min未満)への投与 は推奨しない。[9.2.2、9.2.3、16.6.1参照
臨床の現場から言えば、SARS-CoV-2感染診断している患者にsCrを測定のため採血して、それに基づいて即日用量設定するというのは、院内検査してない一般外来にはハードルが高い。
この薬剤で問題になっているのが、”リバウンド”
バイデン大統領夫妻、あのA,S, Fauciも・・・まれな現象と言う割には有名人に・・・
それと、若年者には有効性乏しいというエビデンスが一つ追加
Nirmatrelvir Use and Severe Covid-19 Outcomes during the Omicron Surge
List of authors.
Ronen Arbel, et al.
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2204919
背景
経口プロテアーゼ阻害剤ニルマトルビルは、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)のB.1.617.2(デルタ)変異型に感染した高リスクでワクチン未接種の患者において実質的効果を示している。B.1.1.529(omicron)変種による重症コロナウイルス疾患2019(Covid-19)の転帰を予防するためのニルマトルビルの有効性に関するデータは限られている。
方法
研究期間開始時に40歳以上であり、オミクロン急増時にニルマトルビル療法を受ける資格があると評価されたClalit Health Servicesの全会員のデータを入手した。時間依存の共変数を用いたCox比例ハザード回帰モデルを用いて、社会人口学的因子、併存疾患、および以前のSARS-CoV-2免疫状態を調整し、ニルマトルビル治療とCovid-19による入院および死亡の関連を推定した。
結果
合計109,254人の患者が適格基準を満たし、そのうち3902人(4%)が研究期間中にニルマトルビルを投与された。65歳以上の患者において、Covid-19による入院の割合は、治療した患者では10万人日あたり14.7件であったのに対し、未治療の患者では10万人日あたり58.9件だった(調整ハザード比、0.27;95%信頼区間[CI]、0.15~0.49])。Covid-19による死亡の調整済みハザード比は、0.21(95%CI、0.05~0.82)でした。40~64歳の患者において、Covid-19による入院の割合は、治療患者で10万人日あたり15.2件、未治療患者で10万人日あたり15.8件でした(調整ハザード比、0.74;95%CI、0.35~1.58)。Covid-19による死亡の調整済みハザード比は1.32(95%CI、0.16~10.75)であった。
結論
65歳以上の患者では、ニルマトルビルの投与を受けた患者の方が受けなかった患者よりも、Covid-19による入院および死亡の割合が有意に少なかった。若年者では,有益性を示すエビデンスは認められなかった.
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日本でのニルマトレルビル/リトナビルの年齢適用は60歳以上
どこぞの専門家が日本は有効性が高いバクスロビッド使用率が少ない・・・嘆かわしいとほざいていたが、実態をしらないくせに・・・
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