コーヒーに関する健康ベネフィット・有害性報告数多
カフェインの短期的昇圧作用と長期的降下作用、抗酸化作用・抗炎症作用などいろいろ取り沙汰されている
一方慢性腎臓病への関心は高まり、一般日常臨床で、eGFRや尿蛋白/アルブミン尿の存在感が確立し、その臨床的対応が求められている。
韓国KoGES cohortからの報告
Effects of Coffee Intake on Incident Chronic Kidney Disease: Community-Based Prospective Cohort Study
The American Journal of Medicine
https://www.amjmed.com/article/S0002-9343(18)30510-2/fulltex
DOI: https://doi.org/10.1016/j.amjmed.2018.05.021
KoGES cohort 8717名の正常腎機能対象者解析
アンケートにてコーヒー飲用カテゴリー化;5分類 週 0、週 <1カップ、 週 1−6カップ、1日 1カップ、1日 2カップ以上
プライマリアウトカムは、eGFR < 60 mL/min/1.73 m2.
結果
平均年齢(SD) 52.0(8.8)歳、男性 47.8%、連日コーヒー引用 52.85、フォローアップ平均期間 11.3 [5.9-11.5]年間、CKD発症 9.5%
CKD発症頻度はコーヒー飲用少ない場合に生じやすい、非補正ハザード比は連日コーヒー飲用者で少ない。
血圧、高血圧、心血管疾患、糖尿病、カフェイン含有食品(茶、チョコレートなど)飲用補正後多変量Coxモデルでは非飲用者比較で、1日1カップ (HR, 0.76; 95% CI, 0.63-0.92)、1日2カップ以上 (HR, 0.80; 95% CI, 0.65-0.98)で有意にCKDリスク低下。期間平均化・期間変量Coxモデルでも同様。
eGFR減衰率は、連日コーヒー飲用者では少ない
まぁコホート研究ですから・・・それに補正因子少なすぎるような・・・
2018年6月15日金曜日
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