2014年7月15日火曜日

80歳代以上、特に90歳では高血圧は認知症予防的?

AAICから・・・

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-07/aa-pad071114.php

認知機能刺激活動性と脳容積・認知機能スコアの関連性、中年時運動量と認知症、軍人の睡眠不足・PTSDと認知症など、認知症リスク減少戦略がよりあきらかに。


なかでも、超高齢者の血圧と認知症発症リスクの関係は興味ぶかい。
90歳以上長軸研究、625名、The 90+ Studyにおける、各6ヶ月10年フォローアップ
登録時認知症なし、平均93歳、女性比率平均69%
高血圧 80-89歳発症では、高血圧発症無い場合に比べ、認知症発症有意に減少。
90歳越えの高齢者においてはさらに認知症リスク減少した。
"Age of onset of hypertension and risk of dementia in the oldest-old: The 90+ Study"
Corrada M, et al
AAIC 2014; Abstract P2-083.






高齢者部分に関して、検討・修正を求めたい!
↓
「高血圧は認知症のリスクになり、高血圧の治療は認知症の予防になりそうなのが・・・」
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph84.html#s3b

AAIC14:アルツハイマー国際カンファレンス・・・眼やら臭いやら・・・

アルツハイマー病関連学会
http://www.alz.org/aaic/


年次会合のため、いくつかこの関連の報告がメディアに記載されている。



嗅覚同定能力低下は脳細胞機能低下と関連し、認知症思考と関連し、このことにより、アルツハイマー病同定の試みは以前から報告されている。
2つの関連報告がなされ、特定の臭いを動的できない場合に、認知障害存在の可能性が高まること、早期においてこの嗅覚は重要と
http://edition.cnn.com/2014/07/14/health/alzheimers-disease-conference/





ターメリックスパイスの成分であるクルクミンを蛍光タグとして用い、眼の網膜βアミロイドのも早期発見に用いる方法:PETや髄液検査より容易にβアミロイド同定できるため期待できるかも。
http://www.theguardian.com/society/2014/jul/13/eye-tests-detect-early-alzheimers-retina-lens

他に、 US company Cognoptix Inc の研究者は水晶体βアミロイドで同定。いずれも、脳中アミロイドと正確性示された。


2014年7月13日日曜日

女性は赤い服の女性に対して、パートナーを奪われるライバルと解釈する

ニュース
http://www.business-standard.com/article/pti-stories/women-see-ladies-in-red-as-romantic-rivals-114071300276_1.html


Red and Romantic Rivalry
Viewing Another Woman in Red Increases Perceptions of Sexual Receptivity, Derogation, and Intentions to Mate-Guard
Pers Soc Psychol Bull July 11, 2014 0146167214539709

女性の赤衣装を、他の色に比べて、より魅力的で、性的に奔放性があると男性は認識しやすいことが研究で示されている。; 他の女性が赤衣装をどう認識するかの研究はまれ。

女性が、女性の赤を性的受容的姿勢と解釈するのか、ライバル
としての認識を伴うか、つきあい相手を防御する傾向にあるというものを仮説として打ち出した。

実験1:女性は、赤のドレスの女性を、白いドレスの女性と比べて、性的奔放性があると認識している

実験2:女性は、赤の女性を、白の女性と比べて、性的貞節をないがしろにする傾向があうと認識しやすい

実験3:女性は、赤いシャツの女性を、緑のシャツの女性から、ロマンティックパートナーをガードする傾向にあるということが示された。

これらは、特定の色のシグナルが、性別横断的に類似的に解釈され、性特異的な反応と関連し、働くことが示された。


2014年7月12日土曜日

関節リウマチ:間質性肺病変のスペクトラム:重症ILA、ILA、無ILA

関節リウマチ(RA)の患者の約1割に間質性肺病変(ILD)あり、CT上では、1/3にサブクリニカルなILDが存在し、このRA関連ILDスペクトラムの機能的障害に関する特性付けの報告



Functional Impact of a Spectrum of Interstitial Lung Abnormalities in Rheumatoid Arthritis
Tracy J. Doyle, et. al.
Chest. 2014;146(1):41-50. doi:10.1378/chest.13-1394
http://journal.publications.chestnet.org/article.aspx?articleid=1788065


Brigham and Women’s Hospital Rheumatoid Arthritis Sequential Study (BRASS)登録患者の報告。
1145名中、91名(8%)、胸部CT上間質性肺病変(ILAs)の存在を検討

12名がレントゲン上重度ILAs、34名がILAs、38名ではILA認めず
レントゲン上重症ILAsの場合、ILAsの無い場合に比べ、高齢  (P = .0037)、呼吸器症状増加 (cough, P = .027; dyspnea, P = .010)、より RA 疾患重症 (rheumatoid factor, P = .018; total swollen joints, P = .046)
この重症ILAsの場合、喫煙歴増加の傾向 (P = .16) 、FVC % predicted低下の傾向 (77% vs 94%, P = .097)、DLco % predicted 低下の傾向(52% vs 77%, P = .068)。

全体的にILAsありのリウマチ患者では、ILAsなしの患者に比べ、呼吸器症状、肺機能減少、RA疾患重症度の増加が、重症ILAsほどではないが存在する

2014年7月11日金曜日

アルコール脱水素酵素遺伝子変異メンデルランダム化メタ解析:アルコールは少量・中等量でも減らした方が心血管疾患へ好影響

アルコール飲めない、あるいはアルコール摂取量が乏しい状況と関連する遺伝子変異の存在は、心血管特性に良好な影響を与える。



 alcohol dehydrogenase 1B gene (ADH1B)の変異 rs1229984 variant を用い、心血管疾患のアルコールによる原因的役割を検討、 56の疫学的研究のMendelian Randomisationメタ解析

神が与えてくれたランダム介入ともいわれる、交絡要素解消しうる分析法


Association between alcohol and cardiovascular disease: Mendelian randomisation analysis based on individual participant data BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g4164 (Published 10 July 2014) Cite this as: BMJ 2014;349:g4164



 ADH1B rs1229984のA-alleleキャリアは、非キャリアに比べ、週毎アルコール摂取単位、17.2%少なく (95% 信頼区間 15.6% to 18.9%)、binge drinkingも少ない(odds ratio 0.78 (95% CI 0.73 to 0.84))、そして、下戸頻度が多い(odds ratio 1.27 (1.21 to 1.34))


 Rs1229984 A-allele carrierは、収縮期血圧低く (−0.88 (−1.19 to −0.56) mm Hg)、IL-6値低値 (−5.2% (−7.8 to −2.4%))、ウェスト径 (−0.3 (−0.6 to −0.1) cm)、BMI (−0.17 (−0.24 to −0.10) kg/m2)少ない。


 Rs1229984 A-allele キャリアは、冠動脈性心疾患オッズ比少ない (odds ratio 0.90 (0.84 to 0.96))



ADH1B rs1229984 A-allele variantの防御的関連性は、アルコール消費量カテゴリー毎比較でも維持する  (P=0.83 for heterogeneity)



rs1229984との相関性は、卒中病型全体ではないが、虚血性卒中ではオッズ比低い (odds ratio 0.83 (0.72 to 0.95))

COPD急性増悪:早期リハビリテーションは意味が無い、むしろ1年後の死亡率増加

ちょっとショッキング・・・リハビリテーションは早期介入の方が良いに決まってると思ってた。

理由は分からないが、一つには、医療行動への変容、例えば、医療機関受診の遅れにつながったのではないかと書かれている。


An early rehabilitation intervention to enhance recovery during hospital admission for an exacerbation of chronic respiratory disease: randomised controlled trial

BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g4315 (Published 08 July 2014)
Cite this as: BMJ 2014;349:g4315


【目的】 慢性呼吸器疾患急性増悪急性期入院中の早期リハビリテーション介入が12ヶ月にわたって最入院率減少させ、板にパフォーマンスや健康状態のエピソードに対する負の影響を緩和するか?
【デザイン】 Prospective, randomised controlled trial.
【セッティング】教育病院の急性心臓呼吸器ユニット・教育地域病院の急性医療ユニット(英国)
【被験者】 45-93歳、慢性呼吸不全急性増悪入院48時間以内、389 名の患者をランダム化;早期リハビリテーション介入 (n=196) or 通常ケア(n=193)
【主要アウトカム測定】 主要アウトカムは12ヶ月時点での再入院。
セカンダリアウトカムは、入院日数、死亡率、身体パフォーマンス、健康状態。
プライマリ解析をITT、事前選別per protocol解析とした。

【介入】 早期リハビリテーション:入院48時間以内開始、6週間介入
介入は、規定、漸増エアロビック、レジスタンス、神経筋電気刺激(EMS)トレーニング
患者は自己マネージメント、教育パッケージも受ける。

【結果】 389名中、320(82%)がCOPD、233(60%)は1年内に再入院(介入群 62%、 対照群 58%) 群間統計学的差は見られなかった (hazard ratio 1.1, 95% 信頼区間 0.86 to 1.43, P=0.4)
介入群では、1年時点での、死亡率の増加 (odds ratio 1.74,  95% 信頼区間  1.05 to 2.88, P=0.03)
身体パフォーマンス・健康状態の有意な改善は両群で見られ多が、1年後群間差の有意差認めず。

【結論】 慢性呼吸器疾患入院中の早期リハビリテーション介入は、12ヶ月までの、その後の再入院リスクを減少せず、身体機能の改善促進的には働かない。
介入群では12ヶ月時点での死亡率が高い。この結果は現行の標準理学療法を超えて、より先進的運動リハビリテーションを急性期医療の早期に勧めるべきではないことが示唆される。

白血球テロメア長と心血管疾患リスク:冠動脈性心疾患でのみ関連

白血球テロメア長と心血管疾患リスクのシステマティック・レビュー&メタアナリシス



Leucocyte telomere length and risk of cardiovascular disease: systematic review and meta-analysis
Philip C Haycock, et. al.
BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g4227 (Published 08 July 2014) C





24研究(43,725名、心血管疾患8400(冠動脈性心疾患 5566名、脳血管疾患2834名)

白血球テロメア長の三分位比較で、pooled相対リスク
冠動脈性心疾患 全研究 1.54 (95% confidence interval 1.30 to 1.83)、前向き研究 1.40 (1.15 to 1.70)、後顧的研究 1.80 (1.32 to 2.44)


研究間heterogeneityは中等度 (I2=64%, 41% to 77%, Phet<0 .001="" p="">

冠動脈性心疾患知見は通常心血管リスク要素補正限定的メタアナリシスにて同様 (相対リスク 1.42, 95% 信頼区間 1.17 to 1.73)
200例以上の症例研究 (1.44, 1.20 to 1.74)
高QOL研究(1.53, 1.22 to 1.92)
出版バイアス補正解析 (1.34, 1.12 to 1.60)

心血管疾患プール化相対リスクは、 1.42 (1.11 to 1.81)、研究間のheterogeneityは有意でない (I2=41%, 0% to 72%, Phet=0.08)

テロメア短縮は、脳血管疾患に関して前向き研究 (1.14, 0.85 to 1.54)、高品質研究 (1.21, 0.83 to 1.76)では有意でない。



HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...