2021年2月12日金曜日

ベイズファクターからみたCOPD(急性)増悪回数:COPD回数評価は短期間ではばらつきありすぎ


「再現性」を評価する、“ベイズファクター”

https://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Fmet0000201


Rパッケージを利用しているので、まともな知識があれば比較的手を出しやすいのかもしれない


“COPDの急性増悪”という言葉を使うと罵倒される向きがあるそうだが、この論文は“AECOPD”をしっかり使っている

"frequent exacerbator phenotype”は、AECOPDイベント回数変動もかなりばらつく

要するに、2年以内のAECOPD回数はその後の予後判定の目安にするにはばらつきがありすぎるという事だと思う。ましてや、「1年以内の増悪回数」で評価というのはかなり問題という話だと思う

 

Covid-19:TNR4(イベルメクチン、アジスロマイシン、モンテルカスト、アセチルサリチル酸)にて回復改善、入院・死亡リスク改善

comparative effectiveness studyということでRCTプロトコール遵守研究出ないと思うので結果評価に注意を!

  • TNR4は、COVID-19症例に対する多剤併用療法(イベルメクチン、アジスロマイシン、モンテルカスト、ASA)
    TNR4は外来COVID-19の場合、回復の可能性が3.4倍になりました。多剤併用療法TNR4は入院のリスクを75%減少させました。
  • 多剤併用療法TNR4は、死亡リスクを81%減少させた。


Ivernectinはウィルスのreplication減少、TNFα、IL-16の産生抑制、CRP産生増加、好中球活性抑制など期待、モンテルカストはIL-4、IL-5、IL-13産生抑制、Tヘルパー type-2サイトカイン抑制効果期待など

 

“TNR4” (Ivermectin, Azithromycin, Montelukast and ASA),

  TNR4 consists offour drugsadministered orallytoCOVID-19 cases with mildor moderate symptoms

(1) Ivermectin, 12 mg single dose; 

(2) Azithromycin 500 mg for 4 days;  

(3) Montelukast, 60 mg on the first day and then 10 mg between days 2 to 21; and  

(4) acetylsalicylic acid, 100 mg for 30 days

All four medications are approved by the Federal Commission for Protection against Health Risks (COFEPRIS, in Spanish) 

 

Effectiveness of a multidrug therapy consisting of ivermectin, azithromycin, montelukast and acetylsalicylic acid to prevent hospitalization and death among ambulatory COVID-19 cases in Tlaxcala, Mexico
 René Lima-Morales , et al.
 International Journal of Infectious Diseases
Open AccessPublished:February 09, 2021

DOI:https://doi.org/10.1016/j.ijid.2021.02.014

https://www.ijidonline.com/article/S1201-9712(21)00100-4/fulltext

https://www.ijidonline.com/action/showPdf?pii=S1201-9712%2821%2900100-4


目的:COVID-19関連の肺、全身性炎症、血管内皮炎症、血栓症を予防または軽減するための効果的な治療法が急務。Tlaxcala(メキシコ)において COVID-19外来を受診した18~80歳のSARS-CoV-2確定症例768例を対象に,イベルメクチン,アジスロマイシン,モンテルカスト,アセチルサリチル酸からなる多剤併用療法(TNR4療法)の入院・死亡予防効果を検討

研究デザインと研究方法:18−80歳のSARS-CoV-2確認症例768名(Ministry of Health of Tlaxcala.の外来ケア)で比較有効性研究。合計481例がTNR4治療を受け、287例が他の治療を受けた(比較群)。参加者全員が登録後14日間、自宅訪問や電話による臨床評価を受けた。

結果:TNR4を投与された症例の85%近くが14日以内に回復したのに対し、比較群では59%であった。

14日以内に回復する可能性は、TNR4投与群では比較群の3.4倍であった。

TNR4治療を受けた患者では、入院または死亡のリスクは、比較群と比較してそれぞれ75%および81%低かった。   


 

結論:TNR4治療は外来COVID-19症例の回復を改善し、入院と死亡のリスクを予防した。

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卵と代替品比較の有益性/有害性評価:黄身が悪い?

コレステロール論争の定番の一つ “卵”

 

 考えてみれば、“卵”論議は他の食品摂取との関連無視して行われてた気がする

リアルワールドでは卵摂食を増やせば他食品が減り、減らせば逆が起きるのが自然なのかもしれない。卵と代替品の比較での卵摂取の有益性/有害性評価としては妥当なのかもしれない。

 

 気味が悪い結果?

  • コレステロール食事摂取増加による全死亡率さらなる増加は補正次第ではその統計学的意義ある関連性を認めない
  • 食事性コレステロール1日300mg追加毎、全死亡率19%増加、全卵半個追加毎全死亡率7%増加
  • 卵白/卵代替品摂取は全死亡率減少と関連し、全卵1/2個を卵白/代替置き換えで心血管死亡率3%減少

 

2021年2月10日水曜日

舌の筋肉組織の電気刺激装置によるいびき治療 eXciteOSA(R)

なまえにOSAとついているが、あくまでいびき治療としての承認

eXciteOSA(R)

https://exciteosa.com/

https://aasm.org/fda-authorizes-exciteosa-device-snoring-sleep-apnea/


いびきと軽度の睡眠時無呼吸症候群に対するeXciteOSAデバイスをFDAが承認

2021年2月5日、FDAはいびきや軽度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群を軽減する新しい処方デバイス「eXciteOSA(旧Snoozeal)」の販売を承認した。eXciteOSAは、睡眠中に使用される初めての装置で、舌の筋肉機能を改善することを目的としており、やがて睡眠中に舌が後方に倒れて気道を塞ぐのを防ぐことができる


eXciteOSAについて
Signifier Medical Technologies社が製造したeXciteOSAは、18歳以上の患者のいびきと軽度の睡眠時無呼吸を軽減するために、舌に神経筋刺激を提供する取り外し可能な舌筋刺激装置である。

eXciteOSAデバイスは、無呼吸低呼吸指数が15以上の中等度または重度の睡眠時無呼吸がある、またはその疑いがある患者を対象としたものではない。

このデバイスは、舌の周りに座るマウスピースを介して電気的な筋肉刺激を提供することによって動作します。eXciteOSAマウスピースは、4つの電極、2つは舌の上に位置し、2つは舌の下に位置しています。デバイスは、間に休息期間を持つ一連の電気パルスで構成されているセッションで電気的な筋肉刺激作用を提供します。覚醒状態で1日1回20分、6週間、その後1週間に1回使用する。


睡眠時無呼吸について
米国では約3,000万人の成人が睡眠時に上気道が繰り返し崩れる慢性疾患である閉塞性睡眠時無呼吸症候群を患っています。一般的な兆候としては、いびきや日中の過度の眠気が挙げられます。一般的な治療法はCPAP療法で、睡眠中にマスクを使って軽度の空気圧をかけ、のどを開いた状態に保つものです。その他の治療法としては、口腔内装置療法、体位療法、上気道刺激などがあります。

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SnooZeal©装置(Snoozeal Limited, London, GB)のイラスト。左の2枚の画像は口腔内装置要素を正面と背面から、右の2枚の画像はそれぞれコントロールユニットとリモコンを示している。

 


治療期間中のすべての患者のいびきVASスコアの変化のグラフ表示(平均および標準偏差)。 治療前スコア1週目と2週目、TW治療週スコア5週目と6週目、治療後スコア1週目と2週目治療終了後

 

文献:

  1. E.Wessoleck et al. Intraoral electrical muscle stimulation in the treatment of snoring. Somnologie (Berl). 2018; 22(Suppl 2): 47–52
  2. A.Sama et al. Daytime Intraoral Neurostimulation with Snoozeal® for treatment of Snoring and Mild Sleep Apnea. CHEST Annual Meeting Notes, 2018
  3. Clinical study of 115 patients with snoring or mild OSA (Apnea- Hypopnea Index (AHI) <15 n=65) completed the trial. Objective snoring and respiratory parameters were recorded with 2 consecutive WatchPat night sleep studies before and after the use of the device. An intra-oral tongue stimulator device was used for 20mins, once a day for 6-week period. (Internal publication by SMT for educational purposes and submission.)





HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...