高ホモシステインは必ずしも冠動脈疾患と関連しない・・・出版バイアスの可能性 2005年 11月 04日
Robert Clarke らは、血中ホモシステイン値と、冠動脈リスクのcausal relationshipを検討し、ホモシステイン増加が冠動脈性心疾患のリスク増加と関連しないことを示した。
Homocysteine and Coronary Heart Disease: Meta-analysis of MTHFR Case-Control Studies, Avoiding Publication Bias.
Clarke R, Bennett DA, Parish S, Verhoef P, Dötsch-Klerk M, et al. (2012)
PLoS Med 9(2): e1001177. doi:10.1371/journal.pmed.1001177
血中ホモシステイン値中等度増加は冠動脈疾患リスクと軽度関連するが、そのcausalityは不明のまま、葉酸値が低い場合 methylene tetrahydrofolate reductase gene (MTHFR)のcommon C677T polymorphism (rs1801133) TT genotypeがホモシステイン値増加とかなり関連する。故に、"mendelian randomization"研究として用いることができ、そのcausalityの検討の手助けになるだろうという
上記MTHF C677T polymorphismを含む19の非公表データ入手し、メタアナリシス検討
TT vs CC homozygote 症例対照CHDオッズ比(OR)と95% CI は、全体 1.02 (0.98–1.07; p = 0.28)、未サプリメント葉酸群で 1.01 (0.95–1.07)。
未出版分
出版86研究(CHD 28617, 対照 41857)では、未出版データベースとOR解離 OR は 1.15 (1.09–1.21 p = 0.001)
出版分
出版研究メタアナリシス内で、14台規模研究 OR 1.12 (1.04–1.21) (those with variance of log OR<0.05; total 13,119 cases)、小規模研究72(total 15,498 cases).では 1.18 (1.09–1.28)
主要冠動脈イベント(非致死性心筋梗塞・冠動脈死)への葉酸の効果:ホモシステイン減少治療出版文献大規模トライアル
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