2012年2月22日水曜日

若年(<55歳)女性:胸痛少なく、死亡率高い


Association of Age and Sex With Myocardial Infarction Symptom Presentation and In-Hospital Mortality
JAMA. 2012;307(8):813-822. doi: 10.1001/jama.2012.199

55歳未満の女性は、高齢者女性、男性に比べ、胸痛を伴わないことが多く、死亡リスクが高い。

臨床症状:有胸痛
女性vs男性補正オッズ比: <45歳 1.30、 45-54歳 1.26、 55-64歳 1.24、 65-74歳 1.13、 75歳以上 1.03

予後::無胸痛女性vs無胸痛男性比較・心筋梗塞後死亡補正オッズ比: <45歳 1.18、 45-54歳 1.13、 55-64歳 1.02、 65-74歳 0.91、 75歳超 0.81



75歳前で、冠動脈動脈硬化発症する女性は、特に、aggressiveな場合、よりリスク要素が多い場合が目立つ。エストロジェンの防御的作用を凌駕する状況なのだろう。
プラークびらんを伴う喫煙者に多く、冠動脈狭窄は比較的少ないが、一方、死亡する程度の女性では、男性と同様な病理を有する傾向にあり、抗コレステロール、それに伴うプラークの破裂、重度冠動脈狭窄を伴う。
Canto はまた、若年女性に死亡率と関与する非定型的兆候、若年女性では胸痛がなくても心筋梗塞を否定することは困難ということを示唆した。

トリアージスタッフは、若年女性で心筋梗塞考慮することは少なく、特に胸痛のない女性においては、考慮することも困難。そのため、治療至適な時に治療を受けられない可能性がある。これが死亡率を高くしている原因とも考えられる。






くも膜下出血、心筋炎、髄膜炎などもそうだが、死亡率・重篤な合併症率が高いが、特異的所見の少ない、検査前確率が低い病気を診断することの難しさ

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