2012年2月22日水曜日

成人肺炎球菌ワクチンのコスト効果解析 PCV13利用がコスト効果的

侵襲性肺炎球菌感染症は、 敗血症、髄膜炎、肺炎球菌性肺炎からなるわけだが、日本では、侵襲性肺炎球菌感染症=肺炎という誤解(もしくは恣意的誤用)が存在する


米国FDA50歳以上でPrevnar13認可:日本でやられてる肺炎球菌ワクチンはインチキです 2011年 11月 17日
 
Smith らは、侵襲性肺炎球菌感染症予防のための6つのワクチン戦略に関するcost-effectiveness decision modelingを検討。


戦略として、PCV13 と PPSV23 の 比較



















Cost-effectiveness of Adult Vaccination Strategies Using Pneumococcal Conjugate Vaccine Compared With Pneumococcal Polysaccharide Vaccine
JAMA. 2012;307(8):804-812. doi: 10.1001/jama.2012.169 

 PCV13ワクチンの方が、PPSV23ワクチンより良好だが、非細菌性肺炎球菌肺炎や肺炎球菌血清型分布に基づく小児PCV13からの間接的影響の可能性にsensitiveな状況。


シミュレーションは米国50歳の仮説的コホート

主要アウトカム測定は、肺炎球菌疾患症例予防とQALYあたりのコスト増加

PCV13投与を、現行推奨(65歳以上ワクチン、以下の場合は合併症の存在時推奨)のPPSV23の代用として投与した場合、ワクチン非接種と比較した場合コスト $28900/QALYで、現行推奨のPPSV23よりコスト効果的

50歳・65歳時ルーチンPCV13では現行推奨代用PCV13に比べ、$45100/QALY

50歳・65歳時PCV13に、75歳時PPSV23追加で 0.00002 QALYs増加、コストは $496000 /QALY gained

sensitivity analysisや代替シナリオでも変わりがたく、例外は非細菌性肺炎球菌感染に対するPCV13の効果低下、子供のワクチンの間接的影響がモデル化されたときである。これらのケースではPPSV23がより好ましいことになる。


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