2012年2月1日水曜日

乳がん手術再手術率にばらつき:病変境界解釈不一致のため?

乳がん乳腺腫瘤摘出術後の女性の内、必要ないのに、2回目の手術を受ける場合がある。
repeat surgeryに関するガイドラインが曖昧なため生じているのではないかという新しい知見。

再手術に関して0%から70%とかなりばらつきがある。初回取り残し病変に関する病理報告がある場合に再手術が行われることが多いものと推測されるとのこと。 術者に病理所見の解釈の違いが再手術決定に影響を与える場合もかんがえられるとのこと。





侵襲性乳がん女性の乳腺腫瘤摘出術再手術の医師間・施設間ばらつきは大きい。

Variability in Reexcision Following Breast Conservation Surgery
JAMA February 1, 2012, Vol 307, No. 5, pp 431-527



論文のnytimesの解説では、 ”A major reason for the variation is that there is no consensus among surgeons about how big a rim or “margin” of healthy tissue should be taken out when a cancer is removed. Surgeons try to cut cleanly around a tumor and remove enough of a margin to ensure that they excised all the cancer.”と書かれており、病変部位・健常部位に関する境、rimや marginをどう考えるかコンセンサスがなされてないことが記述されている。


乳がん手術、入院日数など施設間にばらつき- CQI研究会
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/34272.html



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