Karnatovskaia L, et al "The influence of prehospital systemic corticosteroid use on development of acute lung injury and hospital outcomes" SCCM 2012; Abstract 41.
病院収容前のステロイド治療は、急性肺障害リスクを減少させないという報告。
少なくとも一つの急性肺障害リスクを有する5584名の入院患者コホート、入院時全身性ステロイド投与458名を含む。
プライマリアウトカムは、急性肺障害頻度。セカンダリエンドポイントは、人工呼吸必要性と院内死亡
急性肺障害率は事前解析で差を認めず
セカンダリエンドポイントの結果にはばらつき
・ 人工呼吸必要性 ステロイド群 23% vs 対照群 35% P=0.004
・ 院内死亡率 ステロイド群 8% vs 対照群 3% P<0.001
ロジスティック回帰分析に絵、急性肺障害頻度に差は認めず、人工呼吸必要性の有意差消失(P=.6)、 ステロイド群の有意死亡率高値はそのまま(P=0.02)
propensity scoringにて、ステロイド群 443名、 非ステロイド群1332名をマッチさせ、収容前ステロイド投与のオッズ非は、急性肺障害 1.0、人工呼吸 0.90、入院死亡率 1.2で、いずれも統計学的有意差まで至らず。
基礎疾患が知りたいなぁ・・・
ステロイドとARDS・急性肺障害は長年のテーマであり続ける・・・
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