2012年2月10日金曜日

NHK恒例の勇み足:治験中の治療法(NIRS)を“確かな治療法”として放送するらしい

NHKの勇み足 ・・・ またやるの?


NHK総合テレビ ここまで来た!うつ病治療
http://www.nhk.or.jp/special/onair/120212.html
 薬による治療で改善が見られない患者への新たな治療法として注目を集めているのが、脳に直接、磁気刺激を与える方法だ。機能が低下している脳の部位を磁気 で刺激し症状を改善しようというもので、アメリカでは長年苦しんできたうつ病の症状が劇的に良くなるなど、確かな効果が報告されている

Transcranial Magnetic Stimulation in Major Depression With EEG and Near Infrared Spectroscopy (NIRS) Monitoring
http://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01192685

治験参加募集中の実験的治療なのに・・・



NHKの包装免許剥奪するべき時期だと思う





こういう内容は治験が終了してから放送することにして、約束していた”奇跡の詩人” 放送の総括番組しろ!
http://shinshu.fm/MHz/60.60/archives/0000335023.html


NHKは「うつサポート情報室」と放送と直接関係ない事業を行っている。
http://www.nhk.or.jp/fukushi/utsu/

日本のうつ診療の最大の問題点は、CBTなどスタンダードがなされてないことだろう。
それを、 現場の問題とすり替え、精神科の指導者たちや医療保険制度・医療制度や行政の問題点は無視するNHK。 (参考: NHKの うつ番組・・・2009年 02月 23日)

上記番組はどうなるか分からないが、おそらく、うつに興味を持つ人たちにどういう印象を与えるだろうか? まだ確立してない治療法を多くの人たちの目にさらすことで、包括的ベネフィットは得られるのだろうか?


放送倫理の問題として検討されるべきと思う。

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