2012年2月10日金曜日

マウス:RXRアゴニスト・bexaroteneで、Aβクリアランス亢進 認知・ニューロン回路機能改善

これだけだと、認知症回復も期待できそうな薬剤の気もするが・・・

Report

ApoE-Directed Therapeutics Rapidly Clear β-Amyloid and Reverse Deficits in AD Mouse Models
Science DOI: 10.1126/science.1217697 
Published Online February 9 2012


アルツハイマー病は、β-アミロイドのクリアランス障害と関連し、ApoEにより促進されるプロセス

ApoE発現は、核内受容体PPARγや肝臓のX receptor(LXR)の活性化、retinoid X 受容体(RXR)
の働きとともにtranscriptionalに誘導される。

RXRアゴニストであるbexaroteneの経口投与をアルツハイマー病ネズミモデルに行ったところ、apoE-依存的に、可溶性Aβのクリアランス促進。Aβプラーク領域は72時間内で50%を越えるほど消失。 さらに、認知機能、社会的、嗅覚障害、ニューロン回路機能が急激に改善。
RXR活性化により、生理学的Aβクリアランスメカニズム促進し、Aβによる障害を広汎に、急激に改善する 可能性がある。




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