2012年4月12日木曜日

急性胸痛:CT冠動脈造影評価により、入院率・期間減少、安全性問題なし・・・

防御的ケアに専念するなら、狭心症を疑う場合、かりに低・中等度リスクでも、CT血管造影(CCTA)ベースの検査が必要という話に・・・

入院率低下させ、ED利用率も減少させ、安全性も問題ないと言うが・・・


胸痛患者は入院率が高いが、心臓外原因も多く見られる。
このトライアルは、冠動脈CT血管造影の評価で、冠動脈疾患なし患者を正確に同定でき、EDからの退院を安全に可能とするかの検討。


CT Angiography for Safe Discharge of Patients with Possible Acute Coronary Syndromes
Harold I. Litt, et. al.
N Engl J Med 2012; 366:1393-1403 April 12, 2012


対象者は、急性冠症候群疑いのある低・中等度リスクをランダム割り付け 2:1

US内の5つのセンターで、30歳超、 “Thrombolysis in Myocardial Infarction risk score” 0 ~ 2
入院サイン・徴候で対象


The TIMI risk score
  • 年齢:65歳以上
  • 冠動脈リスク要素3つ以上  (冠動脈疾患家族歴、高血圧症、高コレステロール血症、糖尿病、現行喫煙)
  • 冠動脈狭窄 50%以上 指摘歴
  • 現行ST-低下
  • 直前24時間内の2つの狭心症イベント
  • 7日以内のアスピリン使用
  • 血中心臓マーカー増加
 1370名の登録:CCTA群 908、 従来のケア群 462、ベースライン特性同様

CCTA所見無し640名では、30日内 死亡例、心筋梗塞例なし  (0%; 95% 信頼区間 [CI], 0 to 0.57)

 従来の治療群比較で、CCTA群では、ED退院率高い  (49.6% vs. 22.7%; difference, 26.8 percentage points; 95% CI, 21.4 to 32.2)、 滞在期間短い  (median, 18.0 hours vs. 24.8 hours; P<0.001)、 冠動脈疾患検出率高い  (9.0% vs. 3.5%; difference, 5.6 percentage points; 95% CI, 0 to 11.2)

両群重篤な副作用イベント1例ずつ



狭心症疑いを広汎に解釈すれば、すべての胸痛を対象に・・・ということにはならないか?

放射線被曝の問題が考慮されてない・・・

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