2012年5月31日木曜日

敗血症性ショック:活性型ドロトレコジンα有効性やはり認められず

活性型ドロトレコジンα(ザイグリス)はすでに市場撤退報道がなされている。
http://www.msapr.com/editor/contents_buy.php?document_id=6269


Drotrecogin Alfa (Activated) in Adults with Septic Shock
V. Marco Ranieri, et. al. for the PROWESS-SHOCK Study Group
N Engl J Med 2012; 366:2055-2064May 31, 2012


遺伝子組み合わせヒト活性化プロテインC、すなわち、drotrecogin α(活性化)(DrotAA)の敗血症治療での有効性

プラシーボ比較で、28、90日生存率率改善せず


pIII研究、“Prospective Recombinant Human Activated Protein C Worldwide Evaluation in Severe Sepsis (PROWESS) study”に基づき、重度敗血症に対し2001年治療承認されていた。この研究は有効性明らかということで早期中断。
IIT分析での絶対的死亡率差6.1%減少で、相対的に19.4%リスク減少であった。

FDAは高リスクだけに限定して承認されていた事情がある薬剤であった。

サブグループ解析で、DrotAAのベネフィット示せず、プラシーボトライアルが要求されていた。

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