2012年7月5日木曜日

膀胱癌リスク:アクトス独特?

ピオグリタゾン(アクトスなど)の膀胱癌リスクは、ランダム化トライアルのpooled dataでは、45%、但し、有意差認めない。観察研究では15%ほど増加。ロシグリタゾン(アバンディア)では関連性乏しい。

どうも、アクトス独特の有害性である可能性が浮上した。


1787研究、4つのRCT、5つのコホート、1例の症例対照研究のメタアナリシス


Use of thiazolidinediones and the risk of bladder cancer among people with type 2 diabetes: a meta-analysis
Isabelle N. Colmers
CMAJ July 3, 2012 cmaj.112102



 膀胱癌との関連性

上が、ピオグリタゾン、下が、ロシグリタゾン




アクトス後発品・合剤登場し、市場拡大されていると思う。


BMJ後顧的コホート;ピオグリタゾンと膀胱癌の関連確認 期間・投与量累積と相関 but 日本ではジェネリック・合剤と製品増加!  2012年6月4日



アクトスなどの抗糖尿病薬は糖尿病性黄斑浮腫リスク増加させる 2012年6月12日

後発メーカーMRは有害性情報を提示しているのだろうか?

厚労省**役人に、おかれましては、是非調査を御願いしたい!

有害性情報などへのコストを出し惜しみして、国民の健康被害を軽視するジェネリック産業といわれないためには、後発品メーカーも仕事をしなくちゃ・・・




BMJのニュース項目に、アクトスの膀胱癌リスク確認って書かれてる・・・

Meta-analysis confirms raised risk of bladder cancer from pioglitazone
BMJ 2012; 345 doi: 10.1136/bmj.e4541 (Published 4 July 2012)
http://www.bmj.com/content/345/bmj.e4541


英国じゃ、おそらく、発米禁止になるんじゃ無かろうか? おフランスが正しかった?

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note