2012年8月1日水曜日

肉アナフィラキシー:ダニからかまれることと関連、さらに生物製剤へのアレルギーも・・・

ダニにかまれることと、肉原因のアナフィラキシー、そして、生物製剤へのアレルギー・・・α-galへの感作によりなされているという話

Clinical Practice: Clinical Vignettes
A Peculiar Cause of Anaphylaxis: No More steak?
The Journey to Discovery of a Newly Recognized Allergy to Galactose-alpha-1,3-galactose Found in Mammalian Meat
Journal of General Internal Medicine 2012, DOI: 10.1007/s11606-012-2144-z

原因不明の特発性とされるアナフィラキシーの原因のうち新しいアレルギー性疾患が認識されるようになった。
“lone star tick”に刺されることで、“carbohydrate galactose-α-1,3-galactose (alpha-gal)に対するIgE抗体形成。糖タンパクや糖脂質上のα-galを含むほ乳類肉にも感作され、食後、遅延型アナフィラキシーで、3-6時間後に生じることがある。

肉に対する皮膚反応は陰性で、診断は困難。

α-galに対するIgE検査が開発され、検査上の確認が出来つつある。



以下に解説がなされていた。

"このα-gal という糖鎖は、red meat つまり ウシ、ブタ、ヒツジなどの哺乳類に豊富に存在するため、これらを摂取した時にアナフィラキシーを生じることが、2009年、Commins らによって報告されました。すなわち、セツキシマブアレルギーと牛肉アレルギーは、α-gal という同一の糖鎖が抗原となっているために、両者は交差するということになります。"
"さらにCommins らは、これらのアナフィラキシーは、吸血ダニが原因であることを、2011年に報告しました。彼らは、ロッキー山紅斑熱の好発地域でマダニに咬まれた既往のある人は、マダニ蛋白に対するIgE 抗体とα-galに対するIgE 抗体がいずれも高く、両者に相関関係があることをつきとめました。すなわち、アメリカでロッキー山紅斑熱を媒介するマダニに咬まれたことのあるヒトは、牛肉アレルギーやセツキシマブアレルギーを発症する可能性が高いという事になります。"

「第63 回日本皮膚科学会西部支部学術大会④ ミニセッション1-14 島根の冬に多発するアナフィラキシー」
http://medical.radionikkei.jp/maruho_hifuka_pdf/maruho_hifuka-120712.pdf


生物製剤まで飛び火する話らしい・・・



オリゴ糖類 α-gal :肉に対する遅延型アナフィラキシーとは関連するが、喘息とは関連なさそう 2012年4月2日

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