2012年10月5日金曜日

肥満者における喘息炎症悪化は、内臓・皮下脂肪組織からのリモート作用?

 肥満は喘息の重要なリスク要素だが、その理由は不明。肥満の喘息悪化は、気道上皮からの影響なのか?それとも、体中の脂肪組織からの影響なのか?


肥満者の喘息病態悪化は、内臓・皮下脂肪組織からのリモート効果と考えられそうだ。


肥満喘息女性と、肥満非喘息女性(対照)比較で、ベースラインと肥満手術後12ヶ月比較。


 
 対照とBMI補正比較したとき、喘息患者は、内臓脂肪組織中のマクロファージ浸潤増加、レプチン発現増加、アディポネクチン減少。 
 皮下脂肪でも同様。


 気道上皮細胞はレプチン・アディポネクチン発現し、気道反応性は、内臓脂肪レプチン発現と相関する (rho = −0.8; P<0 .01=".01" p="p">
BALサイトカインと肺胞マクロファージからのサイトカイン産生は、喘息、対照で、ベースラインで同様、 そして、肥満手術後増加傾向を認める。


An Inflammatory Disease of Adipose Tissue Not the Airway
Am. J. Respir. Crit. Care Med. October 1, 2012 vol. 186 no. 7 598-605

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