2012年10月5日金曜日

軽症・中等症閉塞型無呼吸:CPAP治療により昼間の日常生活機能改善

軽症・中等症OSA患者において昼間の眠気経験し、日常機能へ影響を与える。CPAP治療が真に日常機能改善効果あるかの検討。

結論としては、眠気のある軽症・中等度閉塞型無呼吸患者の機能的アウトカム改善効果





Continuous Positive Airway Pressure Treatment of Sleepy Patients with Milder Obstructive Sleep Apnea
Results of the CPAP Apnea Trial North American Program (CATNAP) Randomized Clinical Trial
Am. J. Respir. Crit. Care Med. October 1, 2012 vol. 186 no. 7 677-683

自己報告昼間の眠気 (Epworth Sleepiness Scale score<10) 、酸素飽和度低下3%の無呼吸低呼吸指数、5-30イベント患者をランダムにactive vs sham CPAP施行
Functional Outcomes of Sleep Questionnaireの8週間介入後総点数をプライマリアウトカムとすると、補正後差平均は、active群 0.89(n=113)で、プラシーボ群に比べ -0.06(n=110)(P=0.006)
群差平均変化量は、effect size 0.41(95% 信頼区間, 0.14–0.67)
平均(SD)改善値は、交叉時期の開始から終了(n=91)で、1.73± 2.50 (t[90] = 6.59; P < 0.00001) で、effect size  0.69

AHI 5程度の軽症から、眠気あれば、この治験の対象となっている。

自覚症状優先で対象選別し、日常生活機能への改善効果が示された。

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